【ゲーム株概況(10/23)】電通とスマホ広告でアクセルマークがS高 好材料続出のモバイルファクトリーも大幅高 gumiは『FF』新作好調が材料に
10月23日の東京株式市場では、日経平均株価は大幅反発し、前日比389.43円高の1万8825.30円で取引を終えた。欧州中央銀行(ECB)による金融緩和の観測が強まったことで、市場にややリスク・オンの動きが出てきたことで、日経平均株価は一時1万9000円に迫った。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、電通<4324>と共同でスマホのセンサーを活用したネット広告配信を開始すると伝えられたアクセルマーク<3624>が朝方からストップ高となるなど急騰した。
また、前日に業績予想の上方修正と初の配当実施、10万株・2億円を上限とする自社株買いの実施と好材料の発表が相次いだモバイルファクトリー<3912>も一時ストップ高となるなど大幅続伸した。
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ほか、gumi<3903>とオルトプラス<3672>も大幅高した。gumiは子会社のエイリムが開発したスクウェア・エニックスの新作『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』が早くもApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)で9位に入ってきた(関連記事)こと、オルトプラスはフジテレビとの協業タイトルである『ダービーロード presented by みんなのKEIBA』のAndroid版をリリース(関連記事)したことがそれぞれ材料視されたもようだ。
半面、スクウェア・エニックスHD<9684>は、『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』のリリースで、直近の大作が一通りリリースされたとの見方から材料出尽くしの売りに押された。同様にAiming<3911>も新作RPG『ロストレガリア』のiOS版のサービスを開始で、利益確定の売りが出る展開となっている。
ほか、クルーズ<2138>やガーラ<4777>などもさえない。
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会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903
会社情報
- 会社名
- アクセルマーク株式会社
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 松川 裕史
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3624
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912