Aiming、3Qは売上高2.3倍で着地…『ログレス』が引き続き貢献 新作『ひめがみ絵巻』も収益に寄与 QonQでは4%減収、38%営業減益に

Aiming<3911>は、10月30日、2015年12月期の第3四半期累計(1~9月)の連結業績を発表、売上高93億9200万円(前年同期比2.3倍)、営業利益28億3700万円(同31.1倍)、経常利益28億500万円(同34.6倍)、四半期純利益18億円(同24.32倍)となった。
 

既存タイトルは、2015年12月にリリースした『剣と魔法のログレス いにしえの女神』がMMOジャンルの特徴であるユーザー同士のリアルタイムによる協力プレイや、その結果として構築されるコミュニティを活かしたゲーム展開をユーザーに提供することにより、引き続き売上高に大きく貢献した。また、同タイトルは1,000万ダウンロードを目標に交通広告やTVCM等を積極的に行っており、2015年9月24日には累計700万ダウンロードを突破した。その他の既存タイトルでは、『Lord of Knights』や『幻塔戦記グリフォン』などに加え、海外より配信ライセンスを取得した『ひめがみ絵巻』がiOS版に続きAndroid版のサービスを2015年7月1日付で開始し、2015年8月12日にはタイトル累計100万ダウンロードを達成し、収益基盤の確立に貢献した。

新規タイトルは、『ひめがみ絵巻』同様に海外からのライセンスインタイトルである『ロストレガリア(中国版サービス名:神魔大陸3D)』を10月22日にリリースした。同タイトルの事前登録者数は20万人を突破、10月27日には早くも30万ダウンロードに達し、順調な立ち上がりを見せております。また、同日付で、『剣と魔法のログレス いにしえの女神』のライセンスアウトタイトルである『劍與魔法王國 遠古的女神』が、Garena Online Private Limitedを通じて台湾・香港・マカオに配信されている。

■QonQでは減収減益に
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比4.9%減の29億9800万円、営業利益は同38.6%減の6億円、経常利益は同38.7%減の5億9100万円、四半期純利益は同39.2%減の3億7400万円と減収減益となっている。積極的に展開しているTVCMが費用負担となっているもようだが、売上高が減収となっているのは気になるところだ。

なお、2015年12月期通期の予想は、従来予想から変更なく、売上高111億1000万円(前期比70.2%増)、営業利益28億円(同7.9倍)、経常利益27億9000万円(同8.2倍)、当期純利益18億7000万円(同3.3倍)を見込んでいる。