イー・ガーディアン、15年9月期は営業益64%増と大幅増益を達成…ソーシャルサポート、ゲームサポート、アド・プロセスいずれも伸びる

イー・ガーディアン<6050>は、11月4日、2015年9月期の連結決算を発表、売上高30億1800万円(前々期比22.2%増)、営業利益3億2800万円(同64.2%増)、経常利益3億5000万円(同48.6%増)、当期純利益1億9200万円(同44.6%増)と大幅増収増益を達成した。
 

各業務の種類別の状況は以下の通り。

①ソーシャルサポート…売上高13億7985万円(前々期比7.5%増)
近年急成長しているソーシャルメディアにおいて、監視・CSだけではなく運用や分析といった多種多様な新サービスの展開や大型案件の獲得に注力した。また、人工知能型画像フィルタリングシステム「ROKA SOLUTION」の対応分野を増やし、ECモール事業者、ECサイト向けサービス事業者及びCtoCサービス事業者向けに「模倣品画像検知システム」を開発・提供した。さらに人工知能がお勧めアイテムを学習するレコメンド機能を追加することにより、サービスの付加価値を高めることで既存顧客への深耕営業や新規開拓、競合からのスイッチングを図り、シェア拡大を目指した。

②ゲームサポート…売上高は10億8847万円(同22.6%増)
豊富な運用実績とノウハウの蓄積により既存顧客との関係の強化を目指すと同時に、コンシューマー向けゲームを作成している大手企業からの新規案件獲得に注力した。また、市場の拡大が続いているソーシャルゲームにおけるサービス展開に注力するとともに、多様化する顧客ニーズやデバッグ需要に対応すべく、会社分割によりトラネルを新設し、デバッグ業務を新会社に集約することで、ノウハウをさらに蓄積してサービスの付加価値を高め、事業拡大及び収益性向上を目指した。

③アド・プロセス…売上高413,21万円(同37.9%増)
既存の広告審査業務だけでなく、広告枠管理から入稿管理、広告ライティング等の提供サービスの拡大に注力するとともに、派遣・常駐型と地方センターを組み合わせた効率的な運用により競合他社との差別化を図り、既存顧客の深耕や新規開拓、大型案件の獲得を目指した。また、顧客へ常駐し業務を実施する常駐型案件の受注体制の整備と拡大に注力した。

④その他…売上高1億3720万円
2014年9月にパワーブレイン(2015年5月1日よりリンクスタイルに社名変更)の株式を取得し完全子会社化したことにより、人材派遣業務が新たにグループの業務となった。グループ全体の人材を採用・育成し、顧客先常駐(派遣型)ニーズに応えることで規模拡大を図った。また、2015年4月に完全子会社化したHASHコンサルティングにおいては、サイバーセキュリティ対策へのニーズが本格化する今日、Webアプリケーション脆弱性診断を中心に、セキュリティコンサルティング、顧問サービス、同社代表者によるサイバーセキュリティに関する講演・教育活動を通じて、着実に受注を増やした。

なお、2016年9月期通期の連結業績予想は、売上高33億4400万円(前期比10.8%増)、営業利益3億5000万円(同6.8%増)、経常利益3億6400万円(同4.2%増)、当期純利益2億1100万円(同10.0%増)の見込み。
 
イー・ガーディアン株式会社
https://www.e-guardian.co.jp/

会社情報

会社名
イー・ガーディアン株式会社
設立
1998年5月
代表者
代表取締役社長 高谷 康久
決算期
9月
直近業績
売上高117億5200万円、営業利益22億7200万円、経常利益23億1400万円、最終利益16億8900万円(2022年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6050
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