MTI、15年9月期は営業益66％増の42億円…ARPU向上とキャリア系月額サービスの売上拡大で、会員数もトータルで純増に

エムティーアイ<9438>は、本日（11月4日）、2015年9月期の連結決算を発表し、売上高334億円（前の期比8.0％増）、営業利益42億円（同66.0％増）、経常利益41億円（同64.5％増）、最終利益26億円（同94.9％増）だった。

 

主力サービスにおいて顧客単価（ARPU）の向上が図れていること、携帯キャリア系月額定額使い放題サービス向け売上高の拡大などにより、増収を達成した。端末の商戦期や新機種の発売タイミングを中心に積極的なプロモーションを展開し、2015年9月末のスマートフォン有料会員数は前の期末比60万人増の600万人に拡大した。フィーチャーフォン有料会員数は52万人減の194万人となり、トータルで純増となった。

利益面では、売上の増加に伴う売上総利益の伸びに加え、販売管理費の前年並みに抑えたことが営業利益と経常利益の増益につながった。また、最終利益については、のれん償却額などに伴う特別損失の計上や法人税等の増加があったが、経常利益の増益や投資有価証券売却益に伴う特別利益を計上したことによる。


 
2016年9月期は、売上高350億円（前期比4.6％増）、営業利益47億円（同10.7％増）、経常利益46億円（同12.4％増）、最終利益27億円（同3.6％増）を見込む。