セガゲームス、新作『ぷよぷよ!!タッチ』メディア向け発表会を開催…"伝統"を踏襲しながら「ぬる」「やじるし」でより深みを増したパズルゲームに

セガゲームス セガネットワークス カンパニーは、11月17日、東京都内で2015年配信予定の『ぷよぷよ』シリーズの新作で、事前登録を実施中の『ぷよぷよ!!タッチ』メディア発表会＆先行体験会を開催した。

イベントの冒頭、細山田水紀氏が挨拶した。『ぷよぷよ!!』シリーズでは総合プロデューサーとして活躍している細山田氏だが、今回は、開発プロデューサーでもあるという。今年で24周年を迎えた『ぷよぷよ!!』だが、『ぷよぷよ!!タッチ』はいわばその記念作品となる。

『ぷよぷよ!!タッチ』は、タッチして遊ぶだけでなく、触ったところを塗って消すパズルゲームで、パズルRPG『ぷよぷよ!!クエスト』とはコンセプトが異なるという。ゲームのアイディアは以前からあったそうなのだが、端末の性能の問題で実現できなかったそうだ。端末性能が向上してきて、ようやく実現できる運びになったという。パズル要素として、一癖あり、そこがゲームの魅力になると考えているという。

続いて、開発ディレクターの吉永匠氏が登場し、ゲームの概要を紹介した。4つ同じ色のぷよが並ぶと消えるという点では変わらないが、ゲームのアクションは、並べ替える・組み替えるといったものではなく、"ぬる"という要素となっている。隣にあるぷよの色をぬることで盤面が展開していく。
 

さらにぷよを5つ以上消すと、指を動かした方向に「やじるし」が生成される。これは矢印の方向のぷよを一掃するもので、ボス攻略やキャラクターの救出などで重要な役割を担うことになる。6個以上消すと違う効果のものが出てくるという。
 

ゲームの進め方は、ステージクリア型となる。ステージごとに様々なミッションが出る。例えば、特定のぷよを消す・ボスを倒す・箱を開けるなどの条件で、これらをクリアすると次のステージに進むことができる。ステージは、宇宙や南極なども用意されているとのこと。
 

ボス戦では、ボスが盤面に登場する。やじるしを使って攻撃して倒すことになる。また、箱のなかにキャラクターがとらわれており、やじるしを使って救出することもある。やじるしをどういう方向に出すのか、頭を使う必要があるそうだ。また救出した仲間はステージで様々な支援を行っていくれるという。
 

このほか、友だちと遊ぶマルチモードも実装する予定だ。こちらは後日実装される予定。ただ、リリース当初からユーザー同士の交流要素が全くないわけではなく、、ハート（体力）を交換することと、友だちとステージの進度などを競い合う機能が実装されるそうだ。
   

現在、事前登録を受け付けている。事前登録の特典として、「10分間遊び放題券」をプレゼントする。事前登録者が増えるごとに特典がアップしていく仕組みだ。現在は5万人を達成しており、通常の登録特典に加えて、「縦やじるし券」と「横やじるし券」をプレゼントしているそうだ。10万人に達すると、さらに「やじるしかいて～ん」がもらえる。
 

なお、課金要素として、「ガチャ」は導入していないとのこと。コンテニューや、ハート（体力）、「やじるし券」などプレイ中に使える便利アイテムを販売するという。


 
続いてゲームの概要を見ていこう。同じ色のぷよを4個以上つなげて消す「ぷよぷよ」の基本ルールを踏襲しながら、スマートフォンならではの簡単操作で楽しめる、新感覚の塗り消しパズルとなる。

タッチしてスライドすることで上下左右に隣り合うぷよの色を、タッチしたぷよの色と同じ色に塗って消すことができる。ぷよを消した後、4つ以上のぷよが集まると連鎖が発生していく。プレイ中、連鎖はそれほど発生しなかったが、上達すればいくつも出るのかもしれない。これだけならば非常にシンプルだ。
 
 
さらに、先ほど言及した「やじるし」の要素が出てくる。ぷよを5個以上つなげて消すと、ぬった方向に向いた”やじるし”をつくることができる。やじるしを消すと、やじるしの方向のぷよを一列すべて消すことができる。これがゲーム攻略のポイントになる。やじるしを駆使しないとクリアできないステージも多く、パズルゲームとして奥深さを与えているように思われる。
 

シリーズでお馴染みのキャラクターたちの力を借りながら、色々なルールでたくさんのステージの冒険が楽しめる。救出戦やボス戦など、いままでにないパズルの遊びが豊富に用意されるという。
 

「ぬる」という要素は、いままでのパズルゲームにはなかなかない要素だ。「一癖ある」とのことだったが、実際に触ってみるとすんなりと遊ぶことができた。それだけだとシンプルだが、「やじるし」の要素が入ることでゲーム性に深みが出ているように感じられた。どの方向に飛ばすやじるしを生成するか、そして作りたい方向のやじるしがなかなか作れず、どうやったらできるのか、予想以上に考えさせられた。あれこれと試行錯誤するのは楽しく、遊びごたえのあるパズルゲームとなっている。正式リリースが待ち遠しい。


   

公式サイト（事前登録）

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