フィールズ、3Qは営業損益が前期の65.9億円の赤字→21.6億の黒字に大幅黒字転換 ソーシャルゲームは期中に2タイトルをリリース
フィールズ<2767>は、1月29日、2016年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、売上高716億2800万円(前年同期比2.4倍)、営業利益21億6800万円(前年同期65億9900万円の赤字)、経常利益21億9500万円(同56億3300万円の赤字)、四半期純利益7億7900万円(同32億1500万円の赤字)となった。第2四半期までの進捗と同様に大幅増収、黒字転換を達成した形になる。
遊技機販売は、販売台数が前年同期比43.7%増の22万台となった。とくに、パチスロ販売台数は『ヱヴァンゲリヲン』シリーズをはじめ複数のタイトルが寄与し、同164.6%増の9万3000台となっている。また、パチンコ販売台数は同7.4%増の12万6000台となった。販売済み及び営業活動中の主なタイトルは下表の通り。
ソーシャルゲームは、2015年12月に『ソウル・オブ・セブンス』と『ガーディアンズ・ヴァイオレーション』の2タイトルをリリースした。現在は、既存タイトルも含めて収益性やゲーム性の改善に注力している。なお、サービス中のタイトルは下表の通り。
映像メディアは、「ウルトラマンX」の劇場公開が決定した。なお、「ウルトラマンシリーズ」は、国内はもとより東南アジアにおいて、広告や商品展開を活性化させている。また、テレビメディアでは、2016年1月より「アクティヴレイド -機動強襲室第八係-」及び「灰と幻想のグリムガル」の放送を開始した。これらのタイトルは、今後、多様なメディアでの商品化を予定している。
ライブエンタテインメントは、引き続き「ウルトラマンシリーズ」を活用したヒーローショーや体感型ライブエンタテインメントショーを公演している。今後は、国内はもとよりアジアの8つの国と地域で公演を予定している。
なお、2016年3月期通期の業績予想は、、従来予想から変更なく、売上高1200億円(前期比20.5%増)、営業利益60億円(同26.5%増)、経常利益65億円(同18.4%増)、当期純利益35億円(同15.9%増)を見込んでいる。
会社情報
- 会社名
- 円谷フィールズホールディングス株式会社
- 設立
- 1988年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 グループ最高経営責任者 山本 英俊
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1419億2300万円、営業利益118億2700万円、経常利益129億4700万円、最終利益115億5100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2767