ティー・ワイ・オー(TYO)<4358>は、本日(6月13日)、第3四半期累計(8月~4月期)の連結業績を発表し、売上高171億2300万円(前年同期比12.8%減)、営業利益11億6600万円(同110.8%増)、経常利益9億3500万円(同270.8%増)、四半期純利益7億6200万円(前年同期2億7700万円の赤字)だった。
同社では、連結子会社であった円谷プロダクションとデジタル・フロンティアの2社が連結から除外されたため、売上高は前年同期比でマイナスとなったものの、テレビCMの制作を行うTV-CM事業が好調に推移したことと、業務の効率化とコスト削減が奏功したため、利益は大幅に回復した、としている。
セグメント別の状況は、TV-CM事業の売上高が122億1300万円、営業利益23億7400万円で、マーケティング・コミュニケーション事業が売上高45億6700万円、営業利益7100万円、その他が売上高5億9800万円、営業損益2300万円の赤字となった。
■2011年7月期の見通し
2011年7月期は、売上高230億円(前期比13.2%減)、営業利益10億円(同7.9%増)、経常利益6億3000万円(同7.8%増)、当期純利益3億5000万円(同黒字転換)を見込む。従来予想を据え置いているが、同社では、「震災の影響により第4四半期において若干のプロジェクトに中止・延期等が見込まれる為」としている。