【連載】『消滅都市』元世界王者の消滅亭やまはんがランキングイベントを総括ー第4回「おひるね猫奇譚」総合トップ100の人気タマシイを発表

ドラマチックアクションRPGとして人気を博し、現在、600万ダウンロードを突破した『消滅都市』。同タイトルにおいて、2015年4月に行われた初のオフラインイベント「第1回 公式全国大会 ニコニコ超会議杯」で優勝したトッププレイヤー「消滅亭やまはん」が、ゲーム内で定期的に行われているランキングイベントの結果からキーとなったポイントを分析していく。
Wright Flyer Studiosの『消滅都市』において、2月1日~2月7日の期間、開催されていたランキングイベント「おひるね猫奇譚」。本稿では、今回のイベントにおいて「総合トップ100」で使われたタマシイや、ランキングを通しての総括をしていく。


■イベント期間
2016年2月1日(月)0:00~2月7日(金)22:59

●ランキングイベントとは?
期間限定で開催される特別クエスト。クリア時に獲得できる「スコア」で、自身の割り振られたグループや、全国のユーザーと競い合うイベントとなっている。獲得したスコアや、最終的なグループ順位に応じて、「フクザワ」や限定タマシイをゲットするために必要な「ガチャ券」などの報酬が手に入る。なお、今回は1グループ800人前後での開催となった。


■comboを備えたキャラが1位~3位と表彰台を独占

まずは、今回「総合トップ100」の中で使われていたリーダータマシイをチェック。

・「総合トップ100」人気リーダータマシイランキング


1位(73票)    麗王妃 マリーアントワネット
2位(12票)    若き天才剣士 沖田総司
3位(9票)      神出鬼没の大泥棒 ルパン三世
4位(6票)      蛇神に選ばれし乙女 キヨ
5位(1票)    闇夜の吸血鬼 ミヤビ

(計101票)
※ゲーム内の「総合トップ100」では、101位まで表示されているため101人分で集計

1位は73票で「麗王妃 マリーアントワネット(以下、マリーアントワネット)」、2位に12票で「若き天才剣士 沖田総司」、3位に9票で「神出鬼没の大泥棒 ルパン三世」が続いた。票数にこそ差はあれど、この3キャラに共通しているのは、comboによりダメージがアップするリーダースキルを持っているという点だ。





今回のランキングでは、初戦で10チェインのフィーバーに入る前に敵から受ける攻撃に始まり、2戦目、3戦目の先制攻撃と、こちらの残りHPによって割合でダメージを与えてくる攻撃だった。このため、「蛇神に選ばれし乙女 キヨ」(以下、キヨ)のリーダースキル「味方の水属性タマシイの攻撃力が2,5倍、HP80%以上で3倍になる」の中の「HP80%以上で3倍」という条件を維持することが難しく、HPが回復するまでの時間をロスしてしまうため、キヨの票数が伸びなかったと見られる。

一方、マリーアントワネットを始めとするcomboのリーダースキルを持っているキャラであれば、リーダースキルの発動に残りのHPを気にする必要がないほか、チェインアップや飛翔のスキルを持つサブタマシイと組み合わせることでcomboが繋げやすくなるのも大きな強みとなった。


■アイト×攻撃スキルで鉄壁のダンゾウを粉砕!

続いて、「総合トップ100」の中で使われていたサブタマシイをチェック。

・「総合トップ100」人気サブタマシイランキング


1位(96票)     スマートなる懐刀 アイト
2位(86票)     水族館のマドンナ ナナミ
3位(84票)     ロイヤルガード スペード
4位(34票)     皇帝 ナポレオン
5位(21票)     SPR5総監督 ナミ
6位(20票)     神業ブレイカー チハル
7位(各12票)  エアトリッカー アユ
                      水中の魔術師 リョウスケ
8位(9票)       若き天才剣士 沖田
9位(8票)       超存在 タイヨウ
10位(各5票)  神の踊り手 シズカ
                      群青のリトルミル
11位(各4票)  皇梨 ふなれおん
                      光帝 ナポレオン
12位(2票)     剣神型アロンダイト
13位(各1票)  花に愛されし家元 サユリ
                      七色の歌声 ケイ

(計404票)
※ゲーム内の「総合トップ100」では、101位まで表示されているため101人分で集計

1位は96票で「スマートなる懐刀 アイト(以下、アイト)」。難易度100の中でよりタイムを縮めるためには、防御力の高い敵タマシイを如何に早い段階で突破するかがキーポイントになってくる。今回のランキングで言えば、3戦目に登場する「鉄壁の副長 ダンゾウ(以下、ダンゾウ)」が高防御力タマシイにあたると言えるだろう。

このところ新たに開催されているランキングでは、各属性とも攻撃力を2,5倍にするスキルを持つタマシイの存在が大きな力となっている。

 
▲ただでさえ防御力が高いダンゾウだが、先制でスキルを使用してさらに防御力を上げてくるため、効果が切れるのを待ってから攻撃スキルを撃つ必要があった。

そんな中、逆にアイトを使っていないチーム編成もいくつか見られた。これらのプレイヤーは、「群青のリトルミル」の「水属性タマシイの攻撃力を2回まで2,5倍にした後、自分の攻撃力×5倍の水属性攻撃を行う」というスキルを使用することでアイトの代わりとしていた模様。



また、チェインアップのスキルを持つキャラについて、「皇帝 ナポレオン」、「SPR5総監督 ナミ」、「神業ブレイカー チハル」、「エアトリッカー アユ」、「皇梨 ふなれおん」、「光帝 ナポレオン」、「花に愛されし家元 サユリ」と7種類のキャラが使用され、かなり割れる結果となった。各プレイヤーが持っているタマシイやスキルレベルを考慮して使用タマシイを選択した結果と言えるが、今回、人気サブタマシイランキングに入っているキャラの数が多いことからも、サブタマシイについては幅広くの選択が可能だったことが見てとれる。


■ランキングイベント「おひるね猫奇譚」を筆者が総括

今回、最も印象的だったのは、サブタマシイに関して、使用者数で見ると変換と飛翔のスキルを併せ持つ「水族館のマドンナ ナナミ」や、スキルで敵の現在HPを30%減らせる水属性の「ロイヤルガード スペード」といったタマシイが上位に来ているが、「総合トップ100」の中での上位陣を見たときに、変換なしの飛翔スキルを持つ「水中の魔術師 リョウスケ」や、闇属性だがスキルで敵の現在HPを35%減らせる「超存在 タイヨウ」を使っているプレイヤーが多かったという点だ。

これらのタマシイを使うことにより通常攻撃のダメージこそ少なくなるが、攻撃の回数が少なくなることでスキルの回転率が上がったり、無駄撃ちを減らせたことがタイム短縮に繋がったということだろう。

とはいえ、テキストで書くのは簡単でも、いざプレイするとなるとそうそう簡単に再現できるものではない。この辺りは、改めてトップランカーたちの実力や技術を見せつけられるランキングになったと言えるのかもしれない。

 

■著者 : 消滅亭やまはん
「寝ても覚めても『消滅都市』」をモットーに生きるプレイヤー兼編集者。『消滅都市』歴1年7ヶ月。ゲームを始めてすぐに「伝説の刑事 リョウコ」に出会い、恋に落ちる。その後、「第1回 公式全国大会 ニコニコ超会議杯」で優勝し、「唯一帝 ナポレオン」を所持する世界で唯一のプレイヤーとなった。

■バックナンバー
第1回「コール ミー クイーン!」総合トップ100の人気タマシイを発表
第2回「守るために ver.1.1」総合トップ100の人気タマシイを発表
第3回「最高の笑顔を」総合トップ100の人気タマシイを発表


 
■『消滅都市』
  

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2014年2月
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代表取締役社長 柳原 陽太
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