【ゲーム株概況(3/1)】1月月次の黒字化を報じられたenishがS高 セカンダリ事業参入のクルーズも高い モバファクは利益確定の売りに押される
3月1日の東京株式市場では、日経平均株価は反発し、前日比58.75円高の1万6085.51円で取引を終えた。朝方は方向感に乏しい展開となったものの、中国人民銀行による追加緩和の決定と、それを受けた中国市場の堅調な推移を背景に、後場に入ると次第にプラス圏に浮上した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、enish<3667>がストップ高となるなど急騰した。同社は、1月単月の営業利益が黒字化したと報じられたことが市場の関心を集めたようだ。
また、朝方は前日終値を挟んだ水準での推移となっていたクルーズ<2138>が前場引け間際から次第に上げ幅を拡大させる展開となった。クルーズは、グリフォンとスクウェア・エニックスとの協業タイトル『ミリオンアーサー エクスタシス』の共同運営に参加し、セカンダリ事業に参入すると発表(関連記事)したことが買い材料となったもよう。
ほか、モブキャスト<3664>やシリコンスタジオ<3907>、マイネット<3928>などが買われた。
半面、アクロディア<3823>が続落したほか、ドリコム<3793>やボルテージ<3639>もさえない。モバイルファクトリー<3912>は、新作となるスマートフォン向け位置連動ゲーム『ふなっしーのおさんぽ日和』のiOS版の配信開始が発表されたものの、前日に大幅続伸していた反動もあり、この日は売り物に押された。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138
会社情報
- 会社名
- 株式会社enish
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 安徳 孝平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3667