クリーク・アンド・リバー社<4763>は、3月2日、ゲームやアプリなどの優れたコンテンツを世界へと発信するプロジェクトを本格的に始動したと発表した。プロジェクトでは、 独自の分析に基づき、 文化障壁の影響を比較的受けにくいコンテンツを選定した上で、 ローカライズ(現地の言語に翻訳)およびカルチャライズ(現地の法令・文化・慣習・宗教などに合わせて修正)を行っていくという。
第1弾となるタイトルは、世界でも母語人口の多いアラビア語圏・ロシア語圏に向けて、 親子で楽しめる知育アプリ『えほんであそぼ!じゃじゃじゃじゃん』(開発・提供:フォーリー)となる。同社では、翻訳・吹き替えを実施し、 声優に各言語のプロフェッショナルをキャスティングしたという。現在、アプリは155の国と地域に配信されているとのこと。
『えほんであそぼ!じゃじゃじゃじゃん』は、アニメーションで童謡の視聴や、 童話の読み聞かせができる子供向け知育アプリ。日本語版は2013年8月、 英語版『Moving Books!Jajajajan』は2014年3月に配信を開始し、 世界10か国のApp Storeダウンロードランキング(5歳以下カテゴリ)で1位を獲得、 シリーズ累計ダウンロード数は80万を超えている。
今年に入り配信を開始したアラビア語版・ロシア語版の声優には、 各言語に精通したプロフェッショナルを起用した。アラビア語版は、 NHKラジオジャパンでアラビア語放送キャスターを務める師岡カリーマ・エルサムニー氏、 ロシア語版はこれまで数々のアニメ・ゲーム作品で声優を務め、 NHK Eテレ「テレビでロシア語」第2シリーズにレギュラー出演するジェーニャ氏が担当した。
なお、アラビア語版およびロシア語版の提供作品ラインナップは以下のとおり。今後、随時コンテンツ拡充を予定しているそうだ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社クリーク・アンド・リバー社
- 設立
- 1990年3月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 井川 幸広/代表取締役社長COO 黒崎 淳
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 売上高497億9900万円、営業利益41億300万円、経常利益41億3700万円、最終利益26億5800万円(2024年2月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4763