【イベント】現実と仮想が交錯した渋谷の街並み…VRを駆使した『ファントム オブ キル』の斬新なPRイベントは大盛況 映像だけではない仕掛けも



Fuji&gumi Gamesは、本格シミュレーションRPG『ファントムオブキル』(以下、『ファンキル』)の大型プロジェクト「プロジェクトZERO」において、4月9日(土)~10日(日)の2日間、「ファントムオブキル― SHOUT ZERO VR ― 」と題したイベントを「渋谷PARCO 公園通り広場」で開催。

本作は、“戦略性×ドラマ”をコンセプトにした、本格シミュレーションRPG。自らの一手で戦況が変わる白熱の3Dバトルと、伝説の武器の名を持つ謎の少女達とのドラマティックなストーリーが楽しめる。現在は300万ダウンロード突破したほか、アプリストアのトップセールスでも過去TOP10にランクインするなど、リリースから1年半経過した今なおスマッシュヒットを記録し続けている。

そして今回の新たな企画となる「プロジェクトZERO」は、“キル姫の誕生に隠された秘密”や“彼女たちが背負う戦いの宿命”など、これまで明かされていなかった『ファンキル』の前日譚を、ゲームの大型アップデート、コンセプトフィルム、VR体験の3つの切り口で描いていくプロジェクトだ。

本稿では、コンセプトフィルムの舞台である2200年の荒廃したトウキョウに入り込み『ファンキル』の地上世界をヴァーチャルリアリティ(VR)で疑似体験できるイベントを取材。  

■現実と仮想が交錯した渋谷の街並み…VRを駆使した斬新なPRイベントは大盛況に


「ファントムオブキル― SHOUT ZERO VR ―」は、『ファンキル』の地上世界の中に入り込んだような感覚になれるバーチャルリアリティー(VR)体験イベント。参加者は、襲ってくる魔獣から逃れるために、ZEROの名前を叫んで助けを求める…という内容だ。

休日ということもあり、開始の11時前からすでに長蛇の列が出来上がっており、ピーク時は1時間待ちにもなるほどの大盛況に。なお、体験者にはもれなく『ファンキル』の特別クリアファイルが貰えた。
 

▲渋谷の街並みに突如現れた『ファンキル』ブース。外国人観光客や老若男女問わず、行き交う人々が興味ありそうに足を止めて体験者を観察していた。エンタメに関心がある方以外でも、やはりVR体験には興味がそそるものがあるようだ。
 
 
▲目の前に広がるのは、荒廃した200年後の渋谷の街並み……。
 

▲……と、いうことで筆者も体験してみることに。すでに映像が始まっており、目の前に広がる異様な光景に釘付けとなっているため、間抜けなまでに茫然と立ち尽くしている。

2200年の渋谷のスクランブル交差点に立つ筆者。体験中に案内してくれたのは、藤原竜也さんが声優を務めたZERO。目の前に広がるのは、荒廃した渋谷の街並み。建物が崩れ、空気がよどみ、空一面が赤黒く染まった不気味な世界のなかには、『ファンキル』のシンボルとなるユグドラシルも存在。会場に行くまでの道のり、たしかに見てきた現実の渋谷の街並みとリンクする、妙な感覚に。

何より驚くべきなのが、ヘッドフォンはもちろん、床が振動する仕掛けが取り入れられていること。「ただの映像でしょ…」と高を括っていた筆者だが、これらの細かい演出もあって、とてつもない没入感を味わえた。そして、目の前を異族(敵キャラクター)たちが通り過ぎた瞬間、上から突如現れたのはオーガスケルトン。……絶対絶命の危機のなか、ここで合図とともに「ZERO」の名前を叫ぶ!
 

▲「ゼロオオオオオオッ!!!!」  (あまりの必死さで床の足マークを完全無視)

声が届いたのか、ZEROが颯爽と現れて巨大なオーガスケルトンを一瞬で倒してくれた。そう、生き残れるかどうかは声の大きさ次第なのだ。単純な映像を楽しむVRコンテンツだけで止まらず、まるで遊園地のアトラクションかの如く楽しめた。
 

▲声の大きさに応じてランクが決まる。ちなみに、足を踏ん張ってまで大きな声を出した筆者は、★2の中奏官止まり。まだまだ熱い想いが足らなかったようで無念。これから体験される方は、ぜひ大奏官を目指してほしい。

■「『ファンキル』のイメージを一新」…今泉Pに直撃

 

会場には、『ファンキル』のプロデューサーである今泉潤氏も訪れており、少しだけVRコンテンツについてお話を伺った。


――:体験してきました! 単なる映像だけではなくて、ヘッドフォンや床の振動などですごい没入感を味わえました。

当初はふつうの360度映像だったんですよ。ただ、VRと銘打つ以上、何かインタラクティブ性が必要だと思いまして、色々考えていきました。タイトなスケジュールのなかで絵コンテを書いていきましたが、結果、何かしらのアクションを行うことで、“生きるか死ぬか”の判断が出来るようにしようとなり、音を活用した“叫ぶ”というアクションに行き着きました。本当はウーハーなども活用したかったですが(笑)。


――:会場の様子はいかがですか。

恐らく『ファンキル』ユーザーの方が多いのでしょうが、結構立ち止まって見てくれたり、それこそ体験してくれる方もいらっしゃいましたね。やはりVR体験は社会的関心があるので、こうして注目されるのは本当に嬉しいです。


――:(ZERO役の)藤原竜也さんの声が耳元で聞こえたり、3Dで描かれた等身の高いZEROが現れたりと、「プロジェクトZERO」の一端をガッツリ味わえる作りでしたね。

『ファンキル』は女性キャラクターがメインのゲームでしたので、今回男性キャラクターを取り入れるのは、賛否両論があると思っていました。ただ、『ファンキル』の世界観を描くためには、本当に必要な存在ですし、だからこそすごく気を使いながら導入しました。ゲームはもちろん、コンセプトフィルムや今回のVR体験と、ZEROが主役として活躍する姿を本格的に描いて、ユーザーさんに伝えられればなと思っています。

何より「プロジェクトZERO」では、『ファンキル』のイメージを一新する必要がありました。今まで本作を知っている人こそ、「こんなゲームだっけ!?」と驚いてもらうことが重要かなと。大きな取り組みですが、目先の効果というよりかは、後々の長い目で見たときに良い形で作品に寄与するのではないかと考えています。



――:今後、こちらのVRコンテンツはどこかで体験できるのでしょうか。

全国5都市でコンセプトフィルムの試写会イベントがあるのですが、こちらで体験できます。また、今後行っていくリアルイベントでも何かしら体験できればと考えています。

今回の取り組みは前例が無かったため、我々としては未知の世界でした。加えて「プロジェクトZERO」では、ゲームの大型アップデート、コンセプトフィルムの制作などのほか、既存・新作タイトルの運用・開発と並行していましたので、本当に大変でした。ですが、ゲームから拡がる可能性というのは、原作がしっかりしていないと起こりえません。そういう意味では、今回きちんとコンテンツとして残る取り組みが出来たのは良かったと思っています。


――:ありがとうございました。VR体験は10日(日)までの開催となります。

【開催概要】
日時:2016年4月9日(土)-10日(日) 11:00~18:00 (仮)
会場:渋谷PARCO公園通り広場
詳細はスペシャルサイトにて公開中。
⇒ http://lp-pk.fg-games.co.jp/project_zero/vr/

また、現在『ファンキル』では新テレビCMの公開に合わせて、4月1日より、渋谷駅周辺を一大ジャック中だ。
 
 







■5大都市ツアーINFORMATION
プロジェクトZERO五大都市ツアー申し込み開始!

全国5都市でコンセプトフィルムの試写会イベントを実施。当日はフィルムの上映だけでなく、運営陣のトークショーやVRも体験できる。

名古屋4/16(土)17:00-18:30
会場:イオンシネマ名古屋茶屋
250名様をご招待! 締め切り~4月7日(木)23:59

大阪4/17(日)12:00-13:30
会場:梅田ブルク7
350名様をご招待! 締め切り~4月7日(木)23:59

札幌4/23(土)17:00-18:30
会場:ユナイテッドシネマ札幌
200名様をご招待! 締め切り~4月14日(木)23:59

福岡5/14(土)14:00-15:30
会場:ユナイテッド・シネマキャナルシティ13
350名様をご招待! 締め切り~4月14日(木)23:59

東京近日公開!

応募はこちらから
⇒ http://lp-pk.fg-games.co.jp/project_zero/film/#tour

(取材・文:編集部  原孝則)


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■『ファントム オブ キル』 - 「プロジェクトZERO」特集





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株式会社gumi
http://gu3.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社gumi
設立
2007年6月
代表者
川本 寛之
決算期
4月
直近業績
売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3903
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株式会社Fuji&gumi Games

会社情報

会社名
株式会社Fuji&gumi Games
設立
2014年1月
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