VOYAGE GROUP、第2四半期は営業益12%減の10億円に…アドテク伸びるも人員やインフラなど先行投資で

VOYAGE GROUP<3688>は、4月27日、第2四半期累計(2015年10月~2016年3月期)の連結業績を発表し、売上高102億1700万円(前年同期比13.4%増)、営業利益10億7500万円(同12.6%減)、経常利益9億4800万円(同25.0%減)、最終利益6億3100万円(同21.6%減)だった。

 


①アドテクノロジー事業は、売上高61億3800万円(同23.0%増)、セグメント利益6億3200万円(同17.0%減)だった。SSP「fluct」やスマートフォン向け広告配信プラットフォーム「Zucks」などが伸びたものの、中長期的な事業成長のための人材採用やインフラ投資に加え、Kauliの完全子会社化にかかるのれん償却などが発生したため減益となった。

②メディア事業は、売上高38億6200万円(同2.2%減)、セグメント利益4億4000万円(同9.3%減)だった。「ECナビ」や「PeX」を中心としたポイントを活用した自社メディアに加え、企業向けのマーケティングソリューション事業の運営を行っている。

③その他インターネット関連事業は、売上高3億9300万円(同22.6%減)、セグメント利益300万円(前年同期は1600万円の赤字)だった。新卒採用支援事業、ゲームパブリッシング事業等の運営を行っている。ゲームパブリッシング事業においては、2015年9月にリリースした『デッキヒーローズ』の展開に注力し、プロモーション活動やゲーム内でのイベント開催等により、利用者数が順調に増加した。



■2016年9月期の見通し

2016年9月期の連結業績予想については、レンジ形式での予想を開示。売上高185億~205億円(前期比4.3増~15.6%増)、営業利益20億~24億円(同10.6%減~7.2%増、経常利益20億~24億円(同8.6%減~9.6%増)、当期純利益12億~15億円(同27.1%減~8.9%減)としている。