Google、「Google I/O 2016」で発表したGoogle Playの新機能を紹介…ベータ版プログラムの改善、リリース前レポート、Play Consoleアプリなど

Googleは、この日（5月24日）、開発者向けブログ「Google Developers Japan」で、先日開催された「Google I/O 2016」で発表したGoogle Playの新機能を紹介した。正式リリース前のベータ版テスト機能とユーザーレビューの機能改善、 Building for Billions ガイドラインの作成、「Google Play Developer Console」の公開などを行ったとのこと。


Google Playでのベータ版テストとアプリの検索を改善
ベータ版テストでは、アプリを正式にリリースする前に、実際のユーザーと一緒にアプリをテストし、フィードバックを収集して改良することができる。オープン ベータテストは、だれでもテストに参加可能で、多くのユーザーからフィードバックを得ることができるものだが、今回、オープンβテストをより見つけやすく、かつ参加しやすくした。Google Playの検索結果にもオープンβ版テストを表示されるようになった。さらに、Google Play Early Access という新たなおすすめセクションも追加したという。正式にリリースしていない有望なオープン ベータ版を厳選して紹介するとのこと。さらに、またユーザーは Play Store のリストから直接、非公開フィードバックを送ることもできるそうだ。


リリース前レポートでアプリを改善
Google Play のリリース前レポートには、さまざまな端末を使って Firebase Test Lab for Android 上でアプリをテストした際に見つかった問題がまとめられている。 報告には、アプリで見つかった不具合の修正をサポートする診断結果のほか、さまざまな Android バージョン、言語、画面解像度別の端末のスクリーンショットも含まれる。スクリーンショットは、特にレイアウトに関する問題を見つけるために役立つ。セキュリティ上の既知の脆弱性に関する早期警告も記載する（信頼の置けるサードパーティ ライブラリ経由のものも含まれます）。リリース前レポートは、デベロッパー コンソールで有効にすることができる。


ユーザーレビューの分析を詳細に、レビューへの返信も容易に
アプリのレビューから、ユーザーがアプリをどのように評価しているかを得ることができる。今年初めに実施した評価とレビューに関する改善をさらに行ったという。レビュー内容の類似アプリとの比較分析が行えるほか、独自のカスタマーサポート ソリューションを備えているデベロッパー向けには、新しい Reply to Reviews API を使用して簡単に返信できるようにした。デベロッパーがユーザーのレビューに返信すると、ユーザーが星による評価を更新する際に、星の数を平均 0.7 個増やしており、有効な手段になっているそうだ。


類似アプリとの比較や国別データも確認可能に
デベロッパー コンソールでは、ストアのページの閲覧数やアプリのインストール数、購入数が把握できるが、国別のユーザー獲得データも確認できるようになるという。また、ユーザー獲得ベンチマークを確認したり、Play ストアの類似アプリとコンバージョン率を比較することもできる。


Android端末で管理できるPlay Consoleアプリ
Play Console アプリをリリースした。アプリでは、インストール数、アンインストール数、クラッシュ情報、評価、レビューといったアプリのデータにアクセスできる。Google Play でアプリをアップデートしているときでも、重要なニュースのプッシュ通知も受信できる。アプリから直接レビューに返信することもできるため、簡単かつ迅速に対象ユーザーに働きかけることができる。

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その他詳細について、当該ブログを確認してほしい。


I/O 2016 で発表した Google Play の新機能: ベータ版プログラムの改善点、リリース前レポート、ベンチマーク、新しい Play Console アプリなど