【レビュー】App Storeで★5評価! 漢もハマれる男子アイドルユニット育成ゲーム『アイドリッシュセブン』人気の秘密を男性編集者目線で探る


バンダイナムコオンラインが、2015年8月20日より配信を開始した、男性アイドルユニットの育成が楽しめるフルボイス・ドラマチックリズムゲーム『アイドリッシュセブン』。

今回はこちらのタイトルを紹介していくのだが、そもそも何故、男性編集者である筆者が女性向けタイトルである『アイドリッシュセブン』をレビュータイトルに選んだのか。それは、App Storeでの★5評価を始め、Google Playでも★4.5の高評価を得るなど、とにかくユーザー間での熱量の高さを感じたからだ。それも、ハマっているのは女性だけでなく、ときにいわゆる乙女ゲーなどこれまでプレイしたことがないという男性をも魅了してしっているとの口コミも。

そこで今回、『アイドリッシュセブン』のどういったところに人を虜にする魅力があるのかをじっくりと探っていく。
 

■冒頭から引き込まれる波乱万丈のシナリオ


物語は、主人公(プレイヤー)が芸能事務所に入社し、男性アイドルグループのマネージャーに就任するところから始まる。


▲いくら父親が社長だからとはいえ、社運をかけた一大プロジェクトを新人に任せるのはいかがなものか、と思いつつも物語は順調に展開。

まずは7人のメンバーと挨拶。ダンスや歌のレッスンでもしているのかと思いきや、何故かバスケの試合中だという。ここで各キャラの紹介も兼ねて自己紹介が始まるんだろうと先読みの邪推をする筆者に衝撃の展開が突きつけられる……。まだメンバーとろくに会話もしていないうちに社長から「今日中にオーディションで4人を落とせ」と言われてしまう。

 


▲ニコニコ笑顔で恐ろしいことを言ってのける主人公の父親。

 
▲皮肉にも、3人に絞らなければいけないオーディションでメンバーの各人物像が見えてくる。

ゲームのチュートリアル部分では、オーディションを中心に話が進んでいくのだが、この場面を如何にして乗り切ったかについては是非とも本作をプレイして確かめていただきたい。アイドルとの楽しいワイワイライフが始まると思っていた筆者としては、もうこの時点で心鷲掴みである。



▲チュートリアル終了後は自分の編成に入るセンター、いわゆる推しメンを選択。この時点で各キャラの特徴は把握できているので、外見だけでなく内面的にも好みのキャラを選べるような流れになっている。

その後も、志望動機が復讐のようなものだと語る「二階堂大和」や、何かに追い詰められたように「舞台へ上がらなければならない」と呟く「七瀬陸」、写真に映ることを躊躇う「逢坂壮五」など、物語の端々に何か妙な違和感を漂わせる演出が散りばめられており、今後も和気藹々とアイドル街道まっしぐら、とはいかなさそうな雰囲気……。



▲さらには、ライバルとして既に売れっ子のアイドルグループ「TRIGGER」が登場したと思ったらいきなり険悪なムードに!? この先、一体どうなってしまうのか……!
 

■ドキッ! いきなり始まるアニメーションライブが豪華すぎる


本作をプレイするうえで、まずストーリーにどっぷりとのめり込まされたこともあり紹介が遅れてしまったが、ゲームシステムの中心となる部分はリズムゲームだ。画面奥から流れてくる「ノーツ」と呼ばれるマークに合わせてタイミングよくタップを行う。タップの種類も複数あり、長押しやフリック、スライドを伴うものなどが用意されている。



曲はストーリーの進行とともに追加。難易度はEASY、NORMAL、HARD、EXPERTの4段階ある。また、各楽曲は「Shout」「Beat」「Melody」と3つの属性パラメーターが表示されており、曲とメンバーの属性を合わせることでよりハイスコアが狙えるようになっている。



▲どうしてもクリアできない際や、よりハイスコアを目指したいときはアシストアイテムを選択するのもアリ。

最終目標としては、すべてのノーツをバッチリこなす「パーフェクトコンボ」になるが、すべてGOOD以上の「フルコンボ」でもアイテムがもらえるのは嬉しいところ。



さらに、本作最大の特徴となっているのが、コンボを重ねてフィーバーに入ることで発動する「ムービーモード」だ。普段は暗い画面にキャラのカード絵が並んでいる簡素なUIだが、ムービーモードに入ると一変。アニメのオープニングにも負けず劣らずの豪華なアニメーションムービーが流れる中、ゲームを楽しめる。

 
今回、本作をプレイしてみて感じたのは、登場キャラが個性豊かなだけでなく裏に何かを秘めていそうな雰囲気を抱えており、続きが気になるシナリオ展開になっているということ。各話が気になるポイントで区切られていることもあり、ついつい止め時を見失ってしまう。加えて、ライブでは先述したムービーモードがゲームとしての爽快感を底上げし、人を惹きつける魅力になっているのではないかと感じた。
 
(編集部:山岡広樹)



■『アイドリッシュセブン』
 

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ギークス株式会社
http://geechs.com/

会社情報

会社名
ギークス株式会社
設立
2007年8月
代表者
代表取締役CEO 曽根原 稔人
決算期
3月
直近業績
売上高237億3900万円、営業利益9000万円、経常利益8200万円、最終損益14億7300万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7060
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