【イベント】『ファンキル』の前日譚が明かされる「プロジェクトZERO」コンセプトフィルムトークショー　塩谷監督、声優の花澤香菜さんも登場！

gumi<3903>は、『ファントム オブ キル』において、5月26日に、本作の謎に迫る一大プロジェクト「プロジェクトZERO」五大都市ツアーのファイナルとして、東京のユナイテッドシネマ豊洲にてコンセプトフィルムの上映及びトークショーを行った。

「プロジェクトZERO」は、”キル姫誕生に隠された秘密”や”彼女達が背負う戦いの宿命”など、これまで明かされていなかった『ファントム オブ キル』の前日譚を、ゲーム内のみならず、コンセプトフィルムやVR体験で描いていくプロジェクトだ。

この五大都市ツアーは、コンセプトフィルムの上映と運営陣のトークショー、VR体験が楽しめるもので、これまでに、名古屋、大阪、札幌、福岡でも開催され、東京会場はそのファイナルとなる。

イベントでは、『ファントム オブ キル』のプロデューサーである今泉氏、アートディレクターの木村氏、広報を担当する「異族の大将」に、コンセプトフィルムの監督である塩谷氏、声優の花澤香菜さん、主題歌を担当したでんぱ組.incの古川未鈴さん、司会として百花繚乱さんが登場した。

本稿では「プロジェクトZERO」五大都市ツアーのファイナル東京会場の、コンセプトフィルムについてのトークショーの様子をレポートする。

 

■『ファントム オブ キル』の壮大な世界観が描かれるコンセプトフィルム！

「プロジェクトZERO」のコンセプトフィルムは、ゲーム『ファントム オブ キル』の前日譚にあたる物語が展開される。”なぜキル姫は生まれたのか？”、”なぜ戦い続けなければならないのか…”。その物語のはじまりを、数々のアニメーションを手がけるあのProduction.I.Gが圧倒的なクオリティでアニメーション映像化。今作の主人公「ゼロ」役は、俳優の藤原竜也さんが担当。その他、アマネ役のゆかなさんや研究員の女の子として花澤香菜さん等の有名声優陣も出演している。

こちらのコンセプトフィルムは、このイベント時からYoutubeにて公開されている。


   

■コンセプトフィルムのきっかけは花澤香菜さんの一言？！ 塩谷監督、花澤香菜さんも登場のトークショー

コンセプトフィルムの上映が終わり、早速壇上に登場した、『ファントム オブ キル』のプロデューサー今泉氏、アートディレクターの木村氏、コンセプトフィルムの監督である塩谷氏、声優の花澤香菜さん、でんぱ組.incの古川未鈴さん、司会として百花繚乱さんが登場。

映画館及びに、コンセプトフィルムが地上波で放送された感想を訊かれた塩谷氏は、「自信を持って見てもらえる出来だったので早く多くの方々に見て欲しかった」と話した。

花澤さんは、コンセプトフィルムについて「ファンキルはとんでもないものを作っているな」という感想を持ったと話し、映像のクオリティや世界観の広がりに驚きを隠せない様子。ご自身もこのコンセプトフィルムに出演しているが、最初は役名がなかったことを明かし、いろいろな設定を決め、作り上げた作品なんだとと感想を述べた。

また、今泉氏はこのコンセプトフィルムを制作するにあたったきっかけを訊かれ、1年半前に花澤さんも出演したドラマCDでの話を挙げた。当時今泉氏はドラマCDの台本を作るにあたり、ドラマCDの良さがあまりわからなかったと明かしたが、実際に出来上がったドラマCDを聞き、キャラクター同士の掛け合いや世界観の広がりに感動したと話した。それがきっかけでアニメ化の企画を考え始めたと明かした。また、このドラマCD内のトークでは、花澤さんが『ファントム オブ キル』のアニメで演じたいとの願望を話しており、こちらも決め手になった模様だ。

続いて、コンセプトフィルム内での好きなシーンを問われた花澤さんは、物語の前半で兄である「ゼロ」に甘える「アマネ」をとりあげ、「アマネ」を演じる声優のゆかなさんの演技がとても可愛いと話した。

また、ここででんぱ組.Incの未鈴さんは、自宅で「ゼロ」を待つ「アマネ」が足をぱたぱたさせ、退屈な様子でいる部分がお気に入りと、マニアックな部分を話した。今泉氏はこの部分に関して、スマートフォンも無い世界観では「アマネ」も暇になってしまうと話し、密に練られた世界観の表現について感嘆。それに対して塩谷氏は、コンセプトフィルムはあまり長いものでは無いので「アマネ」の仕草や、登場する食事等で世界観を表現したと語った。

さらに、コンセプトフィルムにおいて挑戦した部分を訊かれた塩谷氏は、ファンタジーの世界観の作品を作るのが初めてということでそこが挑戦だったと話し、ファンタジーから自分の得意分野であるSFに世界観を持って行ったと話した。また、『ファントム オブ キル』という作品自体が比較的若い人向けということもあり、10代の女の子達はどんな行動をするのか？といったことを考え、キャラクターが地に足をついた説得力のあるものになるよう心がけたという。

また、こだわり部分として、ゲーム『ファントム オブ キル』へのバトンキャッチ感を出そうと心がけたと話し、「ゼロ」から「アマネ」に受け継がれる革ジャン等、兄から妹へ、といった受け継がれていったものの表現を特にこだわったと話した。

最後にイベント及びコンセプトフィルムの感想を訊かれた花澤さんは、平日の夜にもかかわらず映画館が埋まるほどのお客さんが詰めかけたことを嬉しいとし、
『ファントム オブ キル』が多くの人に応援されていることが嬉しいと話し、もっと多くの人たちにこの熱量が伝わり、続編やアニメ化へとつながればと語った。

また、塩谷監督もご自身が担当できるかは別として、続編への意欲を語った。また、いろんな方向性を提示できる作品に仕上げられていたら嬉しいと話した。

最後に今泉氏は、この「プロジェクトZERO」にてコンセプトフィルムの制作や映画館でのイベント等、様々な『ファントム オブ キル』における夢が叶ったと話し、今後もゲームを含め様々な施策等を打ち出していきたいと語り、コンセプトフィルムにおけるトークショーを締めた。



 

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