ILMxLABSは、Steam上にて、名作SF映画「スター・ウォーズ」の公式ゲームである『Trials on Tatooine』を公開した。本作はミレニアム・ファルコンの修理を行っている間、迫り来るストームトルーパーたちによる攻防戦を繰り広げるという、HTC Vive向けの作品となっている。
あくまでも「スター・ウォーズ」の世界をVRで体験するデモ版という位置づけで、実際にゲーム時間も5分~10分ほどで終える。とはいえ、しっかりと映画の世界を堪能できる細やかな作りになっているほか、ファンはもとより、同シリーズに詳しくない方でもついついニヤリとする場面が満載のタイトルだ。
本稿では、動画とゲーム画面を交えながらその流れを説明していく。
■映画の興奮をそのままに
▲ゲームを開始すると、壮大な楽曲の「スター・ウォーズ」メインテーマと共に、映画でお馴染みのオープニング映像が流れる。
▲舞台は映画にも登場する砂漠の惑星・タトゥイーン。
▲周囲を見渡していると上空よりミレニアム・ファルコン号が登場。
▲着陸してハッチが開くと……
▲愛くるしいフォルムが特徴のR2-D2が降りてきた。同シリーズのマスコットキャラクター的存在のR2-D2だが、機械音といい、サイズといい、ついつい近くに駆け寄ってみてしまうほどのリアリティ。
▲と、そんなR2-D2と戯れていたら、突然上空から敵の攻撃が。
▲ミレニアム・ファルコン号が敵を撃墜すると、今度は別のハッチが開いた。ここからは、実際にモーションコントローラーを使う場面へ。中途半端に開いたハッチの取ってを掴み、地面まで下ろすことになる。次に2箇所のボタンを押せば完了だ。
▲そうこうしているうちに、敵の宇宙船が登場。
▲今度こそ絶体絶命かと思いきや、R2-D2の頭から何やら出てきたが…
▲と、ここで遂にライトセーバーを手に入れた! 宇宙船からはトルーパーたちが出てきて、銃口をこちらに向けている。
▲ライトセーバーを振ってうまく銃弾を跳ね返し、トルーパーたちを撃退しよう。
▲ブォンッ ブォンッ (ライトセーバーを振るだけでも面白い)
▲どうやら観念したのか宇宙船で逃げていくトルーパーたち。ミレニアム・ファルコン号も後を追うように飛び去って行った。
▲残されたのはプレイヤーとR2-D2のみ。
▲最後にクレジットが流れて終了だ。
以上が『Trials on Tatooine』のおおまかな流れだ。アクションとしては、ハッチを開けるところや、ライトセーバーで銃弾を打ち返すところだけだが、映画の舞台に足を付けて、劇中に登場するキャラクターや機体の同等サイズが目の前に広がる興奮は、十分に本作で味わえるだろう。
無料公開のため、シリーズファンのみならず、「スター・ウォーズ」を知らない方でも楽しめるVRコンテンツだ。
■『Trials on Tatooine』