ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、本日(6月27日)、韓国に現地法人として「DeNA Seoul Co., Ltd.」を設立し、事業展開を開始した、と発表した。
「DeNA Seoul」は、具体的な事業展開として、韓国からのアプリ調達や、有力企業への開発サポート、有力な韓国デベロッパーとの協業、韓国企業との連携強化などを実施していくとのこと。代表取締役社長には、春田 真 氏が就任する。
韓国では、オンラインゲームの市場規模が拡大基調であることに加え、日本と同様、スマートフォンが急速に普及しており、関連市場の飛躍的な成長が見込まれているため、DeNA Seoulを拠点に韓国企業と日本、海外向けプラットフォーム「Mobage」との様々な連携を検討・推進していく、としている。
オンラインゲーム業界では、いち早く基本プレイ無料・アイテム課金の仕組みを導入し、さらにオンラインゲームでも高い開発・運営ノウハウを持つ韓国企業を「Mobage」に誘致することで、世界展開に向けたコンテンツの多様性を強化していくものと見られる。
DeNAは、すでに日本、中国、米国、オランダに拠点を開設しており、今回の勧告現地法人の開設でDeNAの世界展開がさらに進みそうだ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432