【連載】★スマホe-sports★戦の時間だバカ野郎! 第5戦「e-sports大会のRAGEに行ってきた!」



板垣です。いつもお世話になっております。

RAGEというe-sports大会が7月末にありました。見学する機会を頂いた関係で、さっそく「RAGE VOL.2」という「ストリートファイター5」の決勝大会を見てきました。

思った以上に、ガチなe-sportsイベントでビックリしました!
 


 
● 「RAGE」って?

サイバーエージェント社の子会社である「CyberZ」社が運営するe-sports大会です。

CyberZというと、本業はスマートフォン向けの広告マーケティング事業の会社ってイメージが強いですね。ただ、HPを拝見させていただくと、「スマートフォン市場の新しい価値を創り出し、可能性を広げていく。」と書かれいたので、RAGEもその布石?なのかもしれませんね。

ストリートファイター5は、スマートフォン向けのゲームではないので、まずはRAGEという大会自体の知名度を上げていく所に注力しているイメージでしょうか。(今回見学させていただいたのはストリートファイター5でしたが、他にもスマートフォンゲームのイベントも行われているようです)
 


 
● どういう大会か?

我こそは!という人であれば、誰でもエントリー出来る大会のようです。エントリー個所は二か所で、東京と大阪。そこから予選大会に出場し、予選大会で勝ち残った上位の8名が、決勝大会に参加出来る、という仕組みでした。

優勝賞金は100万円で、2位でも40万円もらえる、という感じですね。

世界だと賞金総額が10億を超えるような大会もありますが、日本の中だと、それなりの賞金規模の大会と言えると思います。

決勝大会の当日は、8名がトーナメントで戦い合い、勝ち残った選手が優勝、という流れです。(通常のトーナメントとは違い、敗者復活の回数が豊富で、優勝するチャンスが多い形式でした)
 


 
● 他のe-sportsイベントと何が違うか?①

【全体的にクールでカッコいい雰囲気】

想像していた以上に、盛り上がりが凄かったですね! ただ、印象としては盛り上がりの質が違う感じでした。(良い意味で)

というのも、ゲームの大会と言われると、特に日本だと、どうしてもマニアックなイメージが付きまとってしまう気がします。ですがRAGEは、マニアックな雰囲気はまったくありませんでした。言葉を選ばずに言うと、オタク臭がまったく無かったです。

合間に、AK-69や般若のライブがあったり、本来、ゲーム大会には行かないであろう女性の客層も目立ち、どことなく良い香りがしていたような気が。(AK-69、般若というラインナップがシブくて、個人的にはツボです)

地下格闘技のイベントを見ているような、そんなクールな独特のカッコ良さがありました。全体的に魅せ方がとてもカッコイイ方向性です。(リア充感がスゴイ!)

この方向性であれば、ゲームを知らなくても、なんとなく暇つぶしに大会を見に来てくれる人もいそうな気もしますね。さすがサイバーエージェントといった所でしょうか。
 


 
● 他のe-sportsイベントと何が違うか?②

【オレも選手になりたい!と思えるような、憧れの選手達】

とにかく選手達全員が、カッコよかったなと! ヒーロー感が、うまく出ていたと思います。K-1を最初に見た時に感じたような、「なんかすごい人達が戦っている感」がすごく出てたかと。

そういう外堀から盛り上げる感じが、どんな内容かを知らない人でも見ていて楽しい雰囲気に持っていけているなと思いました。

ストリートファイター5のゲーム性自体が、すでにルールを知らなくても見ていて楽しい作りにはなっているものの、選手達を絡めた全体の雰囲気づくりに繋げるのは、なかなか一筋縄ではいかないと思います。

そんな中、会場がプレイ内容とその際の選手達の表情がよく分かるような作りになっており、「よく分からないけど、真剣に戦っててカッコいい!応援したい!」と思えるようになっていた気がします。

見て楽しい、を体現している大会だったなと思いました。
 


 
● 今後に関して

当日も発表されていましたが、スマートフォンゲームのシャドウバースでも大会が開かれるようです。

スマートフォンのゲームは、PS4やWiiUなどの据置機に比べると、プレイ人口が多いです。プレイ人口が多いということは、スポーツとして成り立ちやすいですよね。

当然、人口が多い分、大会への参加人口も増えることでしょう。また、どんどん賞金額を増やしたり、開催の回数を増やしていくことで、選手として食っていける人が複数出てきますよね。プロ選手が複数存在することで、プロを目指す人が増えてきて、市場として成り立ちやすくなるのではないでしょうか。

あとは、日本主催の大会に、世界から参戦する選手を集めていくような流れも、結構肝かなと。(そういう意味でも、賞金額を増やすのは大事だと考えます)

というわけで、今後は、プレイ人口の多いスマートフォンのゲームで大会をどんどん実施することで、e-sports市場も盛り上がっていくと思います。将来的には、毎日試合をやってて、見て楽しめる娯楽として当たり前に存在するモノに昇華出来たら良いなと。

そんな今後の可能性を感じさせる、e-sports大会「RAGE」でした。


 
【過去記事アーカイブ】

第4戦「ポケモンGOをe-sports化したらどうなる?」
第3戦「ゲーム内に大会機能を同梱するのは、e-sports化の近道??」
第2戦「『にゃんこ大戦争』を、もしe-sports化しようとしたら、どうなる??」
第1戦「『クラッシュ・ロワイヤル』はe-sportsタイトルとなりえるのか?」


 
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著者
板垣護
ポノス株式会社、e-sports事業の総括。 兼、ヤルキマントッキーズ合同会社、CEO。
最近の一言
「ゲーマーがモテる時代がすぐそこに!。。。ただ、まだ来てないから、あともうちょっと待ってくれ!」

 
ポノス株式会社
http://www.ponos.co.jp/pc/

会社情報

会社名
ポノス株式会社
設立
1990年12月
代表者
辻子禮子、辻子依旦
決算期
11月
上場区分
非上場
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