サイバーエージェント、「CAリワード」の成果報酬型広告の不正検知システム「Performance Keeper」でAIの活用を開始

サイバーエージェント<4751>のアドテクノロジー商品の開発を行うアドテクスタジオは、国内最大規模のリワードネットワーク「CAリワード」(提供:CAリワード)の成果報酬型広告の不正検知システム「Performance Keeper(パフォーマンスキーパー)」(※1)において、より精度高く不正アクセスを検知するためAIの活用を開始した。

ユーザーインセンティブ型広告市場は、ゲームデベロッパーからの根強い需要のもと、動画フォーマットの広告商品やターゲティング手法を取り込んだ広告などの普及により、今後も堅調な推移が見込まれている(※2)。その一方で、海外やホスティングサービスからのアクセス、機械的連続クリックなど、不正度の高いアクセス(※3)の増加が課題となっている。

CAリワードでは、不正利用検知・対策の研究組織「BOSATSU」を設置し、不正対策に取り組んできたが、近年、不正手口が巧妙化しており、従来のアプローチでは事前に検知することが困難となっている。これを解決するために、このたびCAリワードでは、不正検知システム「Performance Keeper」においてAIを活用した分析を行うことで、より精度の高い不正検知を実現する。

ユーザーの企業サイト内行動情報や、CAリワードが保有する計測データなどを組み合わせた約3,000次元のユーザー属性情報(※4)をDeep Neural Networkモデルにより分析・学習し、不正アクセスを高い精度で検知する。また、オンライン学習により、日々巧妙化する不正手口に柔軟に対応していくことが可能だ。

CAリワードでは、これまでの配信実績をもとに、大手スマートフォンメディアへの成果報酬型広告の配信、リワードネットワークの運営を行なうとともに、今後も高度なアドテクノロジーを活用することでユーザーサービスにおけるコンテンツ利用の促進に努めていくとしている。

(※1)「Performance Keeper」は、成果報酬型広告における不正利用検知・対策の研究組織「BOSATSU」が開発し、2016年6月8日に提供を開始した不正利用検知システム。
(※2)出典:CyberZ 「スマートフォン広告市場調査」(2015年2月18日)
(※3)アクセス元を海外やホスティングサービスに設定するなど、身元を偽装し取得したアカウント(ユーザーが存在しないアカウント)にて成果を発生させ、インセンティブを獲得しようとするユーザーや、そのアクセス自体を指す。
(※4)本サービスで取得する情報は、個人を特定する情報ではないが、計測データは個人情報と同等に適切に取り扱う。また、不正検知以外の目的で利用することはない。
 
株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
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