ポールHD、3Qは営業益11%減と2ケタ減益に PS4用ソフトのデバッグ増加 一部顧客の業務縮小でネット看視は赤字

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657>は、12月9日、2017年1月期の第3四半期累計(2~10月)の連結決算を発表、売上高140億3500万円(前年同期比2.3%増)、営業利益17億1000万円(同11.4%減)、経常利益14億6500万円(同21.6%減)、四半期純利益7億7300万円(同30.7%減)となった。
 

各セグメントごとの状況は以下の通り。

①デバッグ・検証事業…売上高114億1900万円(前年同期比2.6%増)、営業利益18億6700万円(同5.6%減)
7ヵ国13拠点体制による海外と国内グループ会社の連携を図ることで、国内外ゲームソフトメーカーのグローバル展開サポートに努め、デバッグ、ローカライズ、ユーザーサポート(海外)等のゲームソフトメーカー向けアウトソーシングサービスが拡大した。前連結会計年度より連結子会社となったSide UK Limited、クアーズや第1四半期連結会計期間より連結子会社となったエンタライズの売上高、利益が寄与した。アミューズメント機器向けアウトソーシングサービスの受注減少や円高影響があったが、PS4向けソフトのデバッグが増加した。

②ネット看視事業…売上高は23億9700万円(同3.1%減)、営業損益7100万円の赤字(前年同期700万円の黒字)
ネット企業各社がEコマース市場向け事業展開に積極的に取り組んでいることから、ネットショッピングサイト、ネットオークションサイト、フリマアプリにおける出品物チェック業務、薬機法や景品表示法等に基づく広告審査業務、代金や商品到着等に関するユーザーサポート(国内)等のアウトソーシングサービスを受注したが、一部顧客企業からの業務が縮小した。

③その他…売上高2億1800万円(同93.0%増)、営業損益1億円の赤字(前年同期7800万円の赤字)
Palabraにおいて、今後の映像バリアフリー化時代を見据え、テレビ番組や映画のバリアフリー字幕や音声ガイド制作のサービスを提供した。また、IMAidでは、医療関連人材紹介サービスを提供した。

なお、2017年1月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高205億3100万円(前期比13.3%増)、営業利益24億6600万円(同4.5%増)、経常利益23億8600万円(同7.1%増)、最終利益13億7800万円(同7.1%増)の見込み。
 
 
 
ポールトゥウィンホールディングス株式会社
https://www.phd.inc/

会社情報

会社名
ポールトゥウィンホールディングス株式会社
設立
2009年2月
代表者
代表取締役会長 橘 民義/代表取締役社長 橘 鉄平
決算期
1月
直近業績
売上高469億8000万円、営業利益4億400万円、経常利益5億900万円、最終損益19億6700万円の赤字(2024年1月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3657
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