1月19日付けの日本経済新聞夕刊は、「注目株を斬る」のコーナーで、サイバーエージェント<4751>を取り上げている。同社の株価は堅調に推移していることから、その要因を探ろうというものだ。
同紙では、サイバーエージェント株が買われている理由として、仮想空間サービス「アメーバピグ」が人気となり、収益拡大への期待があると指摘している。使い勝手のよさが利用者に受け入れられ、会員数は14日に600万人を突破し、1年で3倍強に拡大した。「アイテム」販売や、昨夏に始めた釣りやカジノなどゲームの利用が増えており、課金収入が膨らんでいる、とのこと。
さらに、外部のSNS向けに提供するソーシャルゲームの利用料も伸びている模様。1年前はほとんどなかった売上高は月間5億円を超える規模に成長した。
業績は、2011年9月期の純利益は前期比9%増の60億円の見通し。今期予想ではじいたPERは約21倍。UBS証券など6社は目標株価を22万円以上に設定する一方、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は競争が厳しくなる状況を想定し、適正株価15万円にしている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751