トーセ、1Qは売上高2％増、9200万円の営業赤字を計上…前年同期比では赤字幅が縮小　スマホ向けゲームの開発売上は前年同期比26％増と拡大

ゲームソフト開発のトーセ<4728>は、1月11日、2017年8月期の第1四半期（9～11月）の連結決算を発表、売上高5億6000万円（前年同期比2.5％増）、営業損益9200万円の赤字（前年同期1億3000万円の赤字）、経常損益4200万円の赤字（同1億700万円の赤字）、四半期純利益5200万円の赤字（同9100万円の赤字）と赤字計上に終わったが、前年同期比では赤字幅が縮小した。
 
各セグメントごとの状況は以下の通り。

①デジタルエンタテインメント事業…売上高4億9000万円（前年同期比2.6％増）、営業損益500万円の赤字（前年同期5900万円の赤字）
ゲームソフト関連の売上は、子会社の東星軟件（杭州）有限公司において、欧米の海外クライアントを中心に受注が伸びなかった影響により、1億7700万円（前年同期比2.7％減）となった。一方、モバイルコンテンツ関連の売上は、スマートフォン向けゲームの大型化・高度化を背景として開発売上が伸長した結果、3億1300万円（同26.1％増）となった。

②その他事業…売上高7000万円（同2.1％増）、営業損益8700万円の赤字（前年同期7000万円の赤字）
第1四半期連結累計期間は、前連結会計年度に引き続きSI事業においてスマート家電専用アプリの開発が好調に推移した。一方、東南アジア向けコンテンツ配信事業において、事業戦略の見直しに伴い、たな卸資産の費用処理を行ったことにより、一時的に費用が増加した。

なお、2017年8月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高60億8600万円（前期比24.9％増）、営業利益7億3100万円（同2.8倍）、経常利益7億6800万円（同3.8倍）、当期純利益4億4600万円（同4.7倍）の見込み。