【ゲーム株概況(1/31)】決算期待のアカツキが異彩高 『A3!』好発進のアエリアも続伸 マーベラスが後場急伸…3QのQnnQでの増収増益を好感

1月31日の東京株式市場では、日経平均株価は続落し、前日比327.51円安の1万9041.34円で取引を終えた。米国がトランプ大統領の命じた難民・移民に関する大統領令で混乱をきたす中で、国内市場にも警戒感が広がる展開となった。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、アカツキ<3932>が大幅続伸し、異彩を放った。アカツキは、前日(1月30日)にバンダイナムコエンターテインメントが『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』が全世界で1億2800万DLを突破したと発表(関連記事)したことなどから、2月13日に発表が予定されている第3四半期決算発表への期待が高まっているようだ。

また、アエリア<3758>が一時1900円台に乗せるなど、前日に引き続き強さを見せた。子会社リベル・エンタテインメントが1月27日に配信を開始したイケメン役者育成ゲーム『A3!』が早くも80万ダウンロードを突破(関連記事)したことが引き続き材料視されている。

ほか、マーベラス<7844>が後場に入って急伸した。マーベラスは、前場引け後に発表した第3四半期決算が、QonQで増収増益に転じたことが好感された。

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その一方、朝方は『ゴシックは魔法乙女』の台湾・香港・マカオでの展開のライセンス契約を締結(関連記事)を好感し、大幅続伸となったケイブ<3760>は、買い一巡後に値を消し、往って来いの展開となった。

半面、コナミHD<9766>は、通期業績予想の上方修正と、大幅増益となる第3四半期決算を発表したものの、目先材料出尽くしとみた売り物に押され、任天堂<7974>などそのほかの大手ゲーム株も軒並みさえない。



■関連銘柄
株式会社アエリア
http://www.aeria.jp/

会社情報

会社名
株式会社アエリア
設立
2002年10月
代表者
代表取締役会長 長嶋 貴之/代表取締役社長 小林 祐介
決算期
12月
直近業績
売上高226億7100万円、営業利益4億7300万円、経常利益7億5200万円、最終利益4億8000万円(2023年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3758
企業データを見る
株式会社アカツキ
http://aktsk.jp/

会社情報

会社名
株式会社アカツキ
設立
2010年6月
代表者
代表取締役CEO 香田 哲朗
決算期
3月
直近業績
売上高239億7200万円、営業利益26億7600万円、経常利益28億3400万円、最終利益12億8800万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3932
企業データを見る
株式会社マーベラス
https://www.marv.jp/

会社情報

会社名
株式会社マーベラス
設立
1997年6月
代表者
代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
決算期
3月
直近業績
売上高294億9300万円、営業利益24億1500万円、経常利益30億200万円、最終損益5億1700万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7844
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