【ゲームエンタメ株概況(11/27)】大規模な株式売出しを発表のサンリオが4日ぶりに大幅反落 国内証券が目標株価引き上げのタカラトミーは続伸
11月27日の東京株式市場では、日経平均は続落し、前日比307.03円安の3万8134.97円で取引を終えた。米トランプ次期大統領による関税引き上げへの警戒感に加え、為替が1ドル=152円台まで円高方向に振れたこともあり、輸出関連銘柄を中心に売り物が広がった。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業94銘柄のうち、上昇は29銘柄、下落は58銘柄、変わらずは7銘柄で、下落した銘柄が多数を占めた。
中で、東京通信グループ<7359>が一時ストップ高まで買われたほか、ガーラ<4777>も一時264円まで買われるなど、急動意を見せた。
また、東海東京証券が投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を3840円から4960円に引き上げたタカラトミー<7867>は続伸し、岩井コスモ証券が投資判断「A」、目標株価3500円で新規カバレッジを開始したアルファポリス<9467>も買われた。
家庭用大手ゲーム株では、任天堂<7974>が3日続伸となり、カプコン<9697>もしっかり。
半面、前日11月26日に国内外の投資家を対象に2587万1800株の株式売出しを実施すると発表したサンリオ<8136>は、大規模な売出しによる株式需給への影響が懸念される形で4日ぶりに大幅反落した。
SBI証券が投資判断を「買い」から「中立」に格下げし、目標株価も1260円から1120円に引き下げたフリュー<6238>は3日ぶりに反落した。
ほか、壽屋(コトブキヤ)<7809>や日本一ソフト<3851>などが売られた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社タカラトミー
- 設立
- 1953年1月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 富山 幹太郎/代表取締役社長COO 小島 一洋
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2083億2600万円、営業利益188億1800万円、経常利益178億700万円、最終利益98億800万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7867
会社情報
- 会社名
- フリュー株式会社
- 設立
- 2007年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 三嶋 隆
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高427億6800万円、営業利益37億7100万円、経常利益37億3500万円、最終利益24億9100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6238
会社情報
- 会社名
- 株式会社サンリオ
- 設立
- 1960年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 辻 朋邦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高203億1500万円、営業利益59億6400万円、経常利益63億7400万円、最終利益49億1600万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 8136