フェイス、2017年3月期の業績予想値を上方修正…子会社コロムビアのアニメ関連作品の市販・配信売上が好調に推移

フェイス<4295>は、2月14日、2017年3月期の連結業績予想値の上方修正し、売上高207億円(前回予想200億円、3.5%増)、営業利益16億円(同15億7000万円、1.9%増)、最終利益6億6000万円(同6億円、26.7%増)とした。経常利益については、14億7000万円と前回の予想から変更はなし。
 

修正の理由として、コロムビア事業においてアニメ関連作品の市販・配信売上が好調に推移していることに加え、ポイント事業の堅調な推移により、売上高は前回発表予想数値を上回る見込み、また、親会社株主に帰属する当期純利益については、一部資産の減損を予定しているものの、出資先株式の売却益が見込まれることにより、前回発表予想数値を上回る見込みとしている。

また、2017年3月期第3四半期(4月〜12月)の連結決算を発表し、売上高は156億8600万円(前年同期比2.5%)、営業利益16億8600万円(前年同期12億2500万円)、経常利益16億100万円(同12億2000万円)、四半期純利益は6億2500万円(5億8400万円)となった。
 

コンテンツ事業は減収減益、ポイント事業は増収減益となったが、コロムビア事業においてアニメ関連作品、ゲームソフトおよびアーティストマネジメント関連事業の売上が好調に推移し、増収増益となった。

主なセグメント別の状況は以下のとおり。

<コンテンツ事業>
市場環境の変化に合わせた新たなサービス展開を積極的に進めたものの、フィーチャーフォン向けサービスの売上減少により33億3000万円(前年同期比4.1%減)、営業損失は900万円(前年同期は営業利益1億3700万円)となった。

<ポイント事業>
新規事業の立ち上がりの遅れがあるものの、ポイントカード加盟店でのポイント発行が堅調に推移し、セルフリキデーション事業も好調であったことにより、売上高は18億1400万円(前年同期比3.1%増)、営業利益は、販売費及び一般管理費が人材投資等で増加したことにより7400万円(52.1%減)となった。

<コロムビア事業>
アニメ関連作品、ゲームソフトおよびアーティストマネジメント関連事業の売上が好調に推移したことにより、売上高は105億4100万円(前年同期比4.7%増)、これに加え、利益率の高い過年度発売作品の売上が堅調に推移したことにより、営業利益は16億2000万円(74.8%増)となった。
株式会社フェイス
https://www.faith.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社フェイス
設立
1992年10月
代表者
代表取締役社長 平澤 創
決算期
3月
上場区分
東証プライム
証券コード
4295
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