【ゲーム株概況(2/28)】仏社とリセラーパートナーシップ締結のシリコンスタジオが大幅反発 グリーは高値更新 KLabに前日急伸の反動売り

2月28日の東京株式市場では、日経平均株価は5日ぶりに反発し、前日比11.52円高の1万9118.99円で取引を終えた。米国市場でNYダウが連日の高値更新と強調展開が続いているいることに加え、為替が一時1ドル=112円台後半まで円安方向に振れたことで朝方から買いが先行した。ただ、米国のトランプ大統領の議会演説を控えていることもあり、後場にかけては次第に上げ幅を縮小した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、シリコンスタジオ<3907>が大幅反発し、終値ベースでは昨年10月24日以来となる4500円台を回復した。シリコンスタジオは、世界中のゲーム開発会社にリアルタイムVFXソリューション「PopcornFX」を提供するフランスのPersistant Studios社と日本、韓国、タイにおけるリセラーパートナーシップを締結したと発表(関連記事)したことが材料視された。

ほか、カヤック<3904>やドリコム<3793>が買われ、グリー<3632>は一時昨年来高値を更新するなどしっかり。

半面、KLab<3656>が朝高後にじりじりと値を崩したほか、アエリア<3758>やモブキャスト<3664>、アカツキ<3932>も売られた。KLabは前日に『スクフェス』のストアランキング急上昇や「ラブライブ!サンシャイン!!」のテレビアニメ第2期の制作決定を材料に急伸した反動が出ているようだ。


■関連銘柄
シリコンスタジオ株式会社
http://www.siliconstudio.co.jp

会社情報

会社名
シリコンスタジオ株式会社
設立
2000年1月
代表者
代表取締役社長 梶谷 眞一郎
決算期
11月
直近業績
売上高45億5400万円、営業利益2億3800万円、経常利益2億4600万円、最終利益2億円(2023年11月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3907
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