スマホゲーム会社の雇用動向(3) ガンホー、グループ全体で微減も本体の従業員数は増加トレンド

不定期連載として、スマートフォンゲーム会社の雇用動向を取り上げていきたい。第3回目は、ガンホー・オンライン・エンターテイメント(以下、ガンホーOE)<3765>である。同社の開示した有価証券報告書によると、2016年12月期のグループの社員数は934名だった。前の期(2015年12月期)との比較では、57名の減少となる。2011年のアクワイアなどの買収もあり、従業員数が一時1000人に達したときもあったが、ここ数年、微減傾向が続いている。

その一方で、興味深いのは、ガンホーOE単体の従業員数が増えていることだろう。2010年12月期の204名から221名、263名、315名、366名、そして、2016年12月期は388名と毎期、着実に増加し続けている。森下一喜社長は以前のインタビューで会社の規模が一気に倍になるような大量採用するようなことはやらないし、そのつもりもないとコメントしたが、その言葉どおりの増え方となっている。
 


この背景として、『パズル&ドラゴンズ』をはじめとする運用型ゲームの開発や運営、マーケティングなどに携わる人員数が増えるとともに、自社開発を行なうタイトルを増やしているためとみられる。現在、スマホゲームや家庭用ゲームソフト、VRなど10本の新作パイプラインを持っているとのこと。かつてオンラインゲームのパブリッシャーであった同社だが、ゲーム開発力を強化し、かつての姿とは全く違う会社となっている。
 



 
(編集部 木村英彦)
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
http://www.gungho.co.jp/

会社情報

会社名
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
設立
1998年7月
代表者
代表取締役社長CEO 森下 一喜
決算期
12月
直近業績
売上高988億4400万円、営業利益301億5700万円、経常利益:302億200万円、最終利益163億6900万円(2020年12月期)
上場区分
東証一部
証券コード
3765
企業データを見る