【イベント】「如何に、自分を伝えるか?」…ファリアー、学生向けポートフォリオ作成勉強会「駿馬 〜ゲームクリエイター育成講座〜」を開催


ファリアーは、4月22日、宝塚大学梅田キャンパスで、関西圏の学生に向けた勉強会「駿馬 〜ゲームクリエイター育成講座〜」を開催した。「駿馬(しゅんめ)」とは、関東近郊以外の地域からゲーム業界を目指す学生に向けたイベントの総称になる。

関東圏に比べて、関西圏でイベントが開催されることはまだまだ少なく、ゲーム業界を「ただの夢」ではなく「目指す先」として具体的にイメージし、何をすればたどり着けるのか?「夢から目標に」転化する機会となってほしいという、当媒体の連載記事「ゲーム業界活人研」でもお馴染みの株式会社ファリアー代表馬場氏の願いのもと開催された。「駿馬」は2回目の開催となり、今回はデザイナー向けの講座となる。本稿ではその模様をレポートしていく。

 

■「自分がいないところでも雄弁に語れる宣伝担当に」…ポートフォリオの役割とは



▲会場には、前回に引き続き、日清食品さんからの協賛品『日清のラーメン屋さん』が提供された。


今回の講師はファリアーの根岸遼氏。根岸氏は、元コロプラのデザイナー新卒採用担当者として多くの学校をまわり、たくさんの学生と出会い、年間2000を超えるポートフォリオを見てきた「デザイナー採用のスペシャリスト」。その根岸氏が自身の経験から学生に伝えられる、

「ポートフォリオ作成講座」

を今回は実施した。


美術芸術系の大学や、専門学校からの参加はもちろんのこと、ゲームを学校では学ぶことのできない、ゲーム開発をしている学生、将来プロを目指す学生が数多く集まっており、皆真剣なまなざしで根岸氏の話に聞き入っていた。

第1部の座学では、ポートフォリオの果たす役割は、「そもそも何なのか?」。それ以前に、「ポートフォリオとは何なのか?」「何のためにつくるとよいのか?」について説かれた。人間、何事も、納得したうえで物事にあたることができれば、モチベーション高くものごとを突き進めることができる。ただ、就活でどこかに採用してもらうために、「ポートフォリオが必要だ!」と言われると、やや目的が大きく、イメージとして遠すぎるので、そこへのブリッジをかけるための手段を想起できない可能性もある。そもそも、「何で構成したらポートフォリオと言えるのか?」がわからない。今日はこういった課題を少しでもクリアにできる機会にしてもらいたい、と話す。
 
 

続いて根岸氏は、ポートフォリオは、自身を売り込む際の宣伝担当である、と語る。そして、自分がいないところで、雄弁に語れる必要がある。これは決して簡単なことではないと同時に、ゲーム同様、クリエイターのいないところでプレイヤーが遊んでくれるものの、そこに臨席して説明することができない中で面白さを伝えきらないといけない状況に似ている。ましてや、就職活動という人生の大事なポイントにおける宣伝担当なわけで、心して自分を語る必要があると力説した。
 

ポートフォリオの役割や心構えについて話されたところで、第2部のワークショップへ移った。第2部の内容は、「自分は何なのか?」をブレイクダウンするために、「自分はどんな人か?」を徹底して書き出す、絞り出すことを実施した。



「自分がどんな人か?」を書き出した後は、それを他人に伝えるワークに入っていく。ここで、今回参加の学生達の熱意が垣間見える。各自が自身を構成する要素をたくさん書き出しており、あまりの多さに根岸氏も「想定していた以上」と話す。
 
書き出した大量の「自分情報」の海から、他人に伝えたい自分の要素だけに絞り込んでいく作業を行い、その上で、同テーブルの人と見せ合い、わからないところを聞き出したり、「どういう意味か?」を精力的に議論していった。


▲休憩中でも盛んに議論を交わす学生達

今回の参加者は、デザイナー志望の学生が主だからか、講座が始まった直後は、やや遠慮がちに言葉もあまり交わさない学生が多かったが、そんな状態が嘘のように活発にお互いについて話し合っていた。学生というのは、きっかけ1つでいくらでもかわる可能性を秘めていることを改めて実感させられる一面である。

続いて、第三部のワークショップでは、それらひねり出した「自分の断片」から、ポートフォリオ作成にむけて、“読み手に伝えるための“「ストーリー」とそれを満たすための「作品」を書き出すワークを行った。

起承転結のように、4つの断片からなる一連のストーリーをつむぎ、その1つ1つに対応する伝えるための作品として、「こんなのがあるといいな…」というものを羅列していく。また、自分で自分を「分析→プロデュース」するだけでなく、同じテーブルの他のメンバーの情報から、勝手にイメージを膨らませストーリーと作品群をつくってみることをしてみることで、本人では気づかない可能性を提示し合うことも行っていた。
 



その後は、テクニカルなポートフォリオ作成術も講義され、「如何に自分を伝えるのか?」をワークショップを通じて1人1人が学ぶことに終始徹底された内容であった。考えに考え、そして、伝えるということを徹底していく必要があること、これは前回の企画立案講座でも伝えられた、「駿馬」におけるベースとなる考え方であることが最後に、主催の馬場氏から説明され、盛況だったイベントも終了した。
 
次回は、また関西での開催なのか。それとも、別の地域で実施されるのか。次の開催についてはまだ未定ではあるが、「駿馬」は今後も引き続き開催されるとのこと。ゲーム業界を志す学生は一度参加してみてはいかがだろうか。




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第2回「駿馬 〜ゲームクリエイター育成講座〜」
デザイナーを【足元から支える】企画立案講座
 
講師:
 根岸 遼氏 株式会社ファリアー
 
プロフィール:
 2006年 自動車の設計開発者としてキャリアをスタート
 2012年 「機能する組織」づくりに関わるためキャリアチェンジ
  ・株式会社アカリクにて、採用支援を行い多くのエンジニアをおくりだす
  ・株式会社コロプラにて新卒採用をメインで弾頭し、数多くのデザイナーを採用
   (年間2,000冊を超えるポートフォリオの評価やアドバイスを行う)
  ・BASE株式会社にて、HR部門立ち上げに従事
 2017年 株式会社ファリアーにジョイン 現在に至る 
 
会場:
 宝塚大学 梅田キャンパス
 〒530-0012 大阪府大阪市北区芝田1丁目13番16号
 
協賛:
 日清食品
 
参加費
 無料
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株式会社ファリアー
http://farrier.jp/

会社情報

会社名
株式会社ファリアー
代表者
馬場保仁
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