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デジタルコンテンツの総合事業を展開する、テクノブラッドは、5月29日、東京都内において開催されたテクノブラッドカンファレンス2017において、世界で初めてとなる日韓共通の施設設置型VRコンテンツプラットフォーム「VIRTUAL GATE(バーチャルゲート)」(以下、VR GATE)の発表を行った。
イベント内では、協力関係にあるコンテンツ開発会社の講演も行われた。本稿ではSteamの売り上げランキングでも度々上位に進出している『Sairento VR』を制作したMixed RealmsのCOO「CHEE YONG」氏の登壇内容をお伝えする。
■投資した額はリリース後、2週間で回収
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そもそもの開発経緯はどういったものだったのだろうか。CHEE氏が言うには、当時のVRゲームはバーチャルリアリティの良さが活かされておらず、今までのPCゲームの延長になっていたことにがっかりしていたのだという。
そこで、そこで自分たちが新しいVRゲームを作りたいというところから、VRコンテンツを制作するきっかけとなった。Mixed Realmsは2016年に開発者4名と3万ドルで、4ヶ月ほどかけて初めてゲームのプロトタイプを制作したのが発端となる。
『Sairento VR』は、映画『マトリックス』のバレットタイム+『攻殻機動隊』のアクション+『Kill Bill』のぶっとんだキャラクターといった要素に、PCゲームの人気ジャンルであるShooterとActionを取り入れ、「更に忍者になりたいよね」という発想から組み上げたものだと明かした。
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売上に関しては、他社のVRタイトルの状況を見て期待をしていなかったが、ふたを開けると非常に好評だったという。リリースして2週間ほどで投資した資金をリクープ(回収)できたことアピールした。なお、CHEE氏の状況を「お金が降ってきた」と振り返っている。
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気になる今後の展開だが、『Sairento VR』は世界中のゲームセンターで遊べるようにライセンス契約を開始、2017年9月には正式版のリリースを行ううとのことだ。また2018年にはテクノブラッド専用のバージョン製作と、PlayStationVR版の開発も予定しているという。
最後にCHEE氏はMixed Realmsをより大きいVR開発会社にしていきたいと意気込みを見せ、締めくくった。