シリコンスタジオ、自動の離脱予測や高度なゲームデータ分析を可能とした予測データ分析プラットフォーム「YOKOZUNA data」のサービスを開始

シリコンスタジオ<3907>は、本日(6月15日)、最新のディープラーニングおよびアンサンブル技術を基礎とし、自動の離脱予測や高度なゲームデータ分析を可能とする新しい予測データ分析プラットフォーム「YOKOZUNA data」のサービスを開始したことを発表した。

「YOKOZUNA data」は、個々のユーザー行動を予測し、次世代の学習アルゴリズムを利用して直感的な現状把握を可能とし、改善ポイントを推奨する高度な機械学習エンジン。開発者とユーザーの相互メリットのため、ゲーム開発およびゲーム運用を新しいステージに引き上げることを目的としており、2年以上の開発フェーズを経てリリースされた。プラットフォームの複雑なAIは、機械学習とクラウドコンピューティングの両方において最新の成果を適用し、ゲームの複雑なデータ分析の課題を解決する。

■ターゲットユーザーを特定し、収益化とエンゲージメントの最大化に最適な手法とタイミングを推奨
ここ数年、ビデオゲーム業界は、従来のビデオゲームプラットフォームと新興モバイルゲームの両方がインターネットに継続的に接続される中で、真の革命を目の当たりにしている。この最近のパラダイムシフトにより、ゲーム開発者は、ユーザーとの積極的な関係を維持しながら、大量のデータをリアルタイムで収集することができるようになった。

しかし、収益性の高いゲームを開発することは容易なことではない。毎年何千ものゲームがリリースされ、開発者は限られたユーザーの奪い合いを強いられている。この競争とゲーム制作コストの増加により、開発者はより効率的な開発が必要となっている。

この新しい状況下において、競争力を最大限に引き出し維持するためには、大規模なデータセット(最大数百万の月間アクティブユーザー)へと拡大するユーザー行動をモデル化して予測する適切な機械学習方法を開発し、結果を直感的にビジュアライゼーションすることが求められる。正に「YOKOZUNA data」はそれら課題を可能とした。 

▼代表取締役 寺田健彦氏コメント
「シリコンスタジオは常にデータドリブンなゲーム開発の最前線に立ってきました。『YOKOZUNA data』は効果的なツールであることが証明され、収益化やユーザーのリテンション率の向上に大きく貢献しました。このため、『YOKOZUNA data』を世の中に提供することで、ゲーム業界でデータ革命をリードしていくことを決意しました」

■ビッグデータ処理とクラウドコンピューティングの最新技術を利用して、あらゆる規模のゲームに対応し、個々の行動予測を実現
・A / Bテストとプッシュ通知の統合:
「YOKOZUNA data」は自動的に、最善の行動をとらえることができるようになった。

・ライフスパンの予測:
どのユーザーがゲームを離れるのかを把握するだけではなく、いつゲームを離れるか(日数、ゲーム内のレベル、プレイ時間など)、さらにはユーザーがゲームに対してどれだけの価値があるかを把握することができる。

・イベントシミュレーションおよび予測ツール:
マーケティングおよびゲーム内イベントのプランニング最適化、将来の売上予測、およびどのイベントをいつ予定するべきかを提案する。

・アイテム推薦システム:
各ユーザーに最適なアイテムを予測する。パーソナライズされたプロモーションを作成することで、重要なユーザーにより長くプレイしてもらうことに寄与する。

これらは提供されている機能や可能性の一部で、数多くの機能が開発中のステータスとなっているという。「YOKOZUNA data」は分析の域を越えて、実際の行動可能な予測と改善策を提供し、ユーザーの維持、エンゲージメント、ひいては全体的な売上の増加に貢献することを目指すとしている。

 
シリコンスタジオ株式会社
http://www.siliconstudio.co.jp

会社情報

会社名
シリコンスタジオ株式会社
設立
2000年1月
代表者
代表取締役社長 梶谷 眞一郎
決算期
11月
直近業績
売上高45億5400万円、営業利益2億3800万円、経常利益2億4600万円、最終利益2億円(2023年11月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3907
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