【ゲーム株概況(7/21)】『うたプリ』好調のKLabとブロッコリーが後場上昇　材料出尽くしのモバファクは後場急落

7月21日の東京株式市場では、日経平均株価は3日ぶりの反落。前日比44.84円安の2万0099.75円で取引を終えた。1ドル＝111円台後半まで円高に振れたことが嫌気されたようだ。好決算を発表した安川電機を中心にハイテク株が買われたが、週末ということもあり、引けにかけては模様眺めムードが広がった。

こうしたなか、ゲーム関連株は高安マチマチ。個別で材料の出た株を中心に売買された。KLab<3656>とブロッコリー<2706>が後場に入って上昇。両銘柄ともにこの日の前場は前日終値付近で推移していたが、後場に入って買いが集まった。この日、今夏提供予定の新作アプリ『うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live』の事前登録者数が100万人を突破したことを明らかにしたことが材料視された。

 

gumi<3903>もしっかり。新作『スマッシュ＆マジック』がわずか1日で50万ダウンロードを達成したことや、ギークスの開発した新作アプリ『カクテル王子（プリンス）』の国内パブリッシングを担当すると発表したことが好感されたようだ。

 

他方、モバイルファクトリー<3912>が後場に入って急落。この日発表した第2四半期決算は、売上高が前年同期比20.1％増の11億7900万円、営業利益が同32.5％増の3億9600万円だった。目先材料出尽くしとなった。また説明会資料で新作『レキシトコネクト』が駅メモに比べてKPIが低いためプロモーションをストップした旨の記述があることが気にされたようだ。