ジャストシステムは、 マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp」で、 ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した『位置情報アプリに関する利用実態調査』の結果を発表した。この調査は、 スマートフォンを所有する15歳~59歳の男女900名を対象にしている。また、 集計データとしてまとめた全37ページの調査結果レポートを、 「Marketing Research Camp」の自主調査レポートページ( https://marketing-rc.com/report/ )から、 無料でダウンロード提供しているという。
【調査結果の概要】
■10代の過半数が位置情報を利用したゲームアプリを利用
スマホユーザーが現在利用している位置情報アプリとして最も多いジャンルは「ゲーム」でした(44.4%)。 年代別に見ると10代の「ゲーム」利用率が最も高く、 51.0%でした。
■直近1年で、 利用頻度が最も増えた位置情報アプリは「ゲーム」
位置情報アプリの利用者に、 直近1年で利用頻度が増えた位置情報アプリのジャンルを聞いたところ、 「ゲーム」が最も多く(42.8%)、 次いで「クーポンアプリ」(34.5%)、 「グルメアプリ」(23.3%)でした※。 ※複数回答あり。
■1年前と比べ、 ポケモンGO利用率が最も落ちていないのは30代
スマホユーザーのうち、 位置情報を利用したアプリであるポケモンGOを、 「以前から継続的に利用している」人は16.3%でした。 年代別に見ると、 最も利用率が高いのは20代で(20.0%)、 次いで30代(16.5%)でした。 2016年7月の配信開始直後も利用率が最も高かったのは20代でしたが(60.7%)、 1年間で利用率が最も落ちなかったのは30代でした(2016年7月時:25.5%)。
■ポケモンGOをやめた人の6割は、 3カ月未満でやめる
ポケモンGOを以前は利用していたが、 現在は利用していない人に、 やめたタイミングを聞いたところ、 利用開始後「1カ月未満」(26.9%)、 「2カ月未満」(22.3%)、 「3カ月未満」(13.9%)でした。 あわせて63.1%が3カ月未満でやめていました。
■ポケモンGOユーザーの約7割は「課金はしていない」
現ポケモンGOユーザーの1カ月あたりの平均課金金額は、 「500円未満」が10.2%、 「1,000円未満」が8.8%、 「1,000円以上」が12.3%でした。 一方、 「課金はしていない」人は68.7%でした。
■ポケモンGOユーザーの約6割が出現ポケモンに合わせて歩く道順を調整
現ポケモンGOユーザーに、 出現するポケモンに合わせて、 歩く道順などを意識するようになったかを聞いたところ、 「あてはまる」と答えた人は29.3%、 「ややあてはまる」の人は34.7%で、 合計で64.0%が歩く道順を調整していました。
【調査の実施概要】
調査名:『位置情報アプリに関する利用実態調査』
調査期間 :2017年7月18日(火)~7月24日(月)
調査対象 :スマートフォンを所有する15歳~59歳の男女900名
質問項目 :
・位置情報を活用したアプリの利用状況を教えてください。
(ゲームアプリ/クーポンアプリ/フィットネスアプリ/グルメアプリ/セキュリティアプリ)
・直近1年間で利用頻度が増えた位置情報アプリを教えてください。
・ポケモンGOの利用状況を教えてください。
・ポケモンGOの利用をやめた理由を教えてください。
・ポケモンGOを継続的に利用している理由について教えてください。
・企業スポンサーによるポケストップの利用状況を教えてください。
・ポケモンGOの利用によって、 外出時の行動に変化があったかを教えてください。
・ポケモンGOの課金状況を教えてください。