マーベラス、1Qは売上高22%減ながら営業益11%増で着地 『ログレス』低調でオンライン事業は大幅減収減益 音楽映像事業が業績をけん引(グラフ追加・追記)
マーベラス<7844>は、7月31日、2018年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、売上高48億2200万円(前年同期比22.3%減)、営業利益7億800万円(同11.1%増)、経常利益7億1100万円(同73.4%増)、四半期純利益5億2800万円(同74.5%増)となった。
各セグメント別の状況は以下の通り。
①オンライン事業…売上高23億3000万円(前年同期比37.3%減)、セグメント利益3億1300万円(同45.7%減)
2017年5月29日よりスマートフォン向けゲームアプリ『戦刻ナイトブラッド』のサービスを開始し、サービス開始から1ヶ月足らずで、200万ダウンロードを突破する好調なスタートとなった。一方で、2017年4月17日にサービスを開始したPCブラウザゲーム『天歌統一ぷろじぇくと』は、収益を軌道に乗せることができず、サービスの終了を決定し、開発費用を一括計上した。また、既存の主力タイトル『剣と魔法のログレスいにしえの女神』は、根強い人気は維持しつつも、前期と比べて低調な推移となった。
②コンシューマ事業…売上高13億3800万円(同13.2%減)、セグメント利益2億7100万円(同119.5%増)
自社販売部門は、国内での新作発売はなかったものの、前期にリリースした『Fate/EXTELLA(フェイト/エクステラ(PS Vita・PS4)』や『閃乱カグラ PEACH BEACH SPLASH(PS4)』のリピート販売などが好調に推移した。また、海外も前期に発売した『STORY OF SEASONS: Trio of Towns(ニンテンドー3DS)』や、『SENRAN KAGURA ESTIVAL VERSUS(Windows PC)』のリピート販売などが好調に推移した。アミューズメント部門は、前期より稼動開始した『ポケモンガオーレ』が堅調に推移したほか、その前身機種である『ポケモントレッタ』の海外展開も順調に推移した。
③音楽映像事業…売上高11億6400万円(同23.1%増)、セグメント利益4億3500万円(同72.0%増)
音楽映像制作部門は、TVアニメ「キラキラ☆プリキュアアラモード」などのパッケージ商品化を行ったほか、前期に放送したTVアニメ「刀剣乱舞-花丸-」のBlu-ray・DVD販売が引き続き好調に推移した。また、同社ライブラリの中でも、主幹事アニメ作品「東京喰種」の国内外商品化などによる収益が好調に推移した。
ステージ制作部門は、2017年5月に公演した新作「舞台『ジョーカー・ゲーム』」は、チケット完売となった(計上は第2四半期)。また、定番シリーズについては、2017年4月に「ミュージカル『薄桜鬼』原田左之助 篇」(第1四半期計上)、「ミュージカル『テニスの王子様』」は2017年4月に「TEAM Live HY?TEI」、5月に「コンサートDream Live 2017」(いずれも計上は第2四半期)の公演を実施した。また、前期に行った公演が大好評だった「『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』~Take your marks!~」のBlu-ray・DVDを2017年5月に発売し、好調な販売となったほか、舞台・ミュージカル各シリーズのパッケージ販売、ライブビューイング、国内配信事業等が好調に推移した。
■QonQでは大幅な減収減益に 『Fate/EXTELLA』大ヒットの反動や『ログレス』苦戦で
業績を四半期推移(QonQ)で見ると、第1四半期の売上高は前四半期比37.8%減、営業利益は同63.4%減となった。前四半期は2016年11月10日に発売した『Fate/EXTELLA』がシリーズ前作実績を大幅に上回るヒットとなっていた反動もあり、大幅な減収減益を余儀なくされた。
ただし、オンライン事業だけを見ても売上高は前四半期比29.3%減、営業利益は同60.0%減となっており、主力タイトル『剣と魔法のログレスいにしえの女神』の落ち込みによる影響がやはり大きく出ているようだ。
なお、2018年3月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高300億円(前期比2.1%増)、営業利益60億円(同4.3%増)、経常利益60億円(同3.3%増)、当期純利益41億8000万円(同0.4%増)の見込み。
各セグメント別の状況は以下の通り。
①オンライン事業…売上高23億3000万円(前年同期比37.3%減)、セグメント利益3億1300万円(同45.7%減)
2017年5月29日よりスマートフォン向けゲームアプリ『戦刻ナイトブラッド』のサービスを開始し、サービス開始から1ヶ月足らずで、200万ダウンロードを突破する好調なスタートとなった。一方で、2017年4月17日にサービスを開始したPCブラウザゲーム『天歌統一ぷろじぇくと』は、収益を軌道に乗せることができず、サービスの終了を決定し、開発費用を一括計上した。また、既存の主力タイトル『剣と魔法のログレスいにしえの女神』は、根強い人気は維持しつつも、前期と比べて低調な推移となった。
②コンシューマ事業…売上高13億3800万円(同13.2%減)、セグメント利益2億7100万円(同119.5%増)
自社販売部門は、国内での新作発売はなかったものの、前期にリリースした『Fate/EXTELLA(フェイト/エクステラ(PS Vita・PS4)』や『閃乱カグラ PEACH BEACH SPLASH(PS4)』のリピート販売などが好調に推移した。また、海外も前期に発売した『STORY OF SEASONS: Trio of Towns(ニンテンドー3DS)』や、『SENRAN KAGURA ESTIVAL VERSUS(Windows PC)』のリピート販売などが好調に推移した。アミューズメント部門は、前期より稼動開始した『ポケモンガオーレ』が堅調に推移したほか、その前身機種である『ポケモントレッタ』の海外展開も順調に推移した。
③音楽映像事業…売上高11億6400万円(同23.1%増)、セグメント利益4億3500万円(同72.0%増)
音楽映像制作部門は、TVアニメ「キラキラ☆プリキュアアラモード」などのパッケージ商品化を行ったほか、前期に放送したTVアニメ「刀剣乱舞-花丸-」のBlu-ray・DVD販売が引き続き好調に推移した。また、同社ライブラリの中でも、主幹事アニメ作品「東京喰種」の国内外商品化などによる収益が好調に推移した。
ステージ制作部門は、2017年5月に公演した新作「舞台『ジョーカー・ゲーム』」は、チケット完売となった(計上は第2四半期)。また、定番シリーズについては、2017年4月に「ミュージカル『薄桜鬼』原田左之助 篇」(第1四半期計上)、「ミュージカル『テニスの王子様』」は2017年4月に「TEAM Live HY?TEI」、5月に「コンサートDream Live 2017」(いずれも計上は第2四半期)の公演を実施した。また、前期に行った公演が大好評だった「『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』~Take your marks!~」のBlu-ray・DVDを2017年5月に発売し、好調な販売となったほか、舞台・ミュージカル各シリーズのパッケージ販売、ライブビューイング、国内配信事業等が好調に推移した。
■QonQでは大幅な減収減益に 『Fate/EXTELLA』大ヒットの反動や『ログレス』苦戦で
業績を四半期推移(QonQ)で見ると、第1四半期の売上高は前四半期比37.8%減、営業利益は同63.4%減となった。前四半期は2016年11月10日に発売した『Fate/EXTELLA』がシリーズ前作実績を大幅に上回るヒットとなっていた反動もあり、大幅な減収減益を余儀なくされた。
ただし、オンライン事業だけを見ても売上高は前四半期比29.3%減、営業利益は同60.0%減となっており、主力タイトル『剣と魔法のログレスいにしえの女神』の落ち込みによる影響がやはり大きく出ているようだ。
なお、2018年3月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高300億円(前期比2.1%増)、営業利益60億円(同4.3%増)、経常利益60億円(同3.3%増)、当期純利益41億8000万円(同0.4%増)の見込み。
会社情報
- 会社名
- 株式会社マーベラス
- 設立
- 1997年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高294億9300万円、営業利益24億1500万円、経常利益30億200万円、最終損益5億1700万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7844