ドコモ、8K60fpsのVR映像配信システムを開発

NTTドコモ(以下、ドコモ)は、世界初の8K60fpsのVR映像配信・視聴システムの開発を発表した。

同システムによって、再生が困難であったパノラマ映像コンテンツの高品質の8K60fpsコンテンツの配信と視聴を可能したという。

システムは映像配信を行うサーバー、ストリーミングによりコンテンツの再生を行うプレイヤー、高品質パノラマ映像を没入感高く視聴するための高品質ヘッドマウントディスプレイで構成している。

映像の再生負荷はコンテンツの解像度とフレームレートに比例して高くなり、8K60fpsコンテンツの再生はハイエンドなPCを用いても再生が困難だった。

そこでNTTテクノクロス「パノラマ超エンジン」を用いて、2K解像度の映像を2枚同時に再生するプレイヤーを開発によって再生負荷を大幅に下げ、市販のPCでの8K映像の再生が可能とした、と説明している。

なお同システムにおいては、10月3日から6日に幕張メッセ開催の「CEATEC Japan2017」のNTTグループブースにて展示を行っている。

1008ppiの非常に高い画素密度と2K×2Kの解像度を実現したシャープのIGZO液晶パネルを採用。

ドコモが新たに開発したヘッドマウントディスプレイと、ヤマハの立体音響技術「ViReal(バイリアル)」を用いた映像コンテンツにより、360度パノラマVRにおいて音と映像が一体となり様々な方向から迫ってくるような感覚が体験でき、非常に没入感の高いVR体験が可能になったという。


 
NTTドコモ

会社情報

会社名
NTTドコモ
企業データを見る