【イベントレポート】DLCの主人公はモールデッドを素手でフルボッコ!? 『バイオ7 GE』発売記念トークイベントをお届け【前編】


カプコン<9697>は、東京・お台場にあるコニカミノルタ VirtuaLink in DiverCity Tokyo Plazaで、12月14日に発売する『バイオハザード7 レジデント イービル ゴールドエディション』発売記念トークイベントを開催した。

当日は、シリーズプロデューサーである川田 将央氏(写真右)、プロデューサーの神田 剛氏(写真・中央右)、アートディレクターの地 宏之氏(写真中央左)、サウンドディレクターの鉢迫 渉氏(写真左)、そしてバイハザードアンバサダーでありタレントのてんちむ(写真中央)さんを迎えてのトークショウを行った。

本稿ではそんな記念トークイベントの様子などを前編・後編に渡ってお届けする。

■『バイオ7』の最後に位置する物語『エンド オブ ゾイ』その魅力とは



まずは、『バイオハザード7 レジデント イービル ゴールドエディション』と同日にリリースするDLC『エンド オブ ゾイ』のムービーと実際のプレイの様子がお披露目となった。

『エンド オブ ゾイ』は時系列で言うと、『バイオハザード7』の世界の中で最後尾に位置する物語だ。物語の登場人物は、本編で主人公イーサンを導く謎めいた女性“ゾイ”と初登場であり主人公となるジョーが登場する。

ジョーはこれまで、どのような人物であるかわからず、そのほとんど謎に包まれていたが、今回はその人物像や動いている姿を見ることができた。

ジョーは漢気溢れる非常にパワフルなキャラクターだ。ゲーム中でも攻撃方法は基本"素手"である。本編の主人公であるイーサンが銃器を使って、どうにかしてモールデッドなどの敵を退けてきた。

だがジョーは素手なのだ。非常にその人となりを表すシーンとして印象的だったのは、モールデッドが登場しても怯みもせず「クソ野郎が、おまえらみたいなやつを殺すのは素手で十分だ」と言い放ち、その拳で殴りつけたことだ。

またバイオハザードシリーズでも初?となる素手の攻撃によるコンボが可能になっている。

さらには特殊戦闘員かのようにモールデットの背後に忍び寄り、首をへし折る即死攻撃を行うなど、モールデッド程度では何体現れても関係ないのではないか、という強靭さだ。

今回舞台となるのも森や湿地帯で荒々しい漢の姿がより濃く見える。ジョーが実際の人物であれば、「ナショナルジオグラフィック」でTV番組のシリーズが製作される、そんな特徴的なキャラクターだ。

そして、ゾイだ。ゾイは本編とは違った姿を見せてくれる。開発陣もゾイの造形には非常にこだわりをもって開発を行ったとのことで、通常の人間とは異なる姿になりながらも、セクシーさと美しさを兼ね備えた非常に特徴的グラフィックになっている。



「バイオハザード7」ではミアとゾイという二人のヒロインがおり、筆者はミア派だったのだが、不覚にもそこが揺らいでしまう魅力がある。

そして物語の結末も非常に気になるところだ。果たして彼女はどのような運命を迎えるのだろうか。

リリース後をプレイして確認してみたいと思う。


■"アンブレラ"のクリス・レッドフィールド登場。無料DLCの「Not A Hero」に迫る



続いてはシリーズの顔とも言うべきクリス・レッドフィールドが主役となる「Not A Hero」の紹介だ。

今回クリスはアンブレラに軍事顧問として雇われており、ベイカー家の惨劇の首謀者であるルーカスの捕獲が目的となる。

筆者も実際にプレイしているが、非常にアクション要素が強い。川田氏によると、なかなか倒せないある敵キャラクターを指して「実際にプレイすると絶望感しかない」という出来だそうだ。

また謎解きあり、ホラーもありとのことで、バイオハザードらしさも随所に観られる。

もちろん物語としての進行も非常に気になる内容だ。話はクリスはルーカスを追って、鉱山を改造して作った彼の基地へと足を踏み入れるところから始まる。

VR使って体験する鉱山の中は、非常に暗くて狭く、いつ、どこから、"何"が突如として現れるかわからない緊張感が終始漂っている。

また各所にはルーカスの非常にタチの悪い性格を反映したかのような罠が張り巡らされており、歴戦の勇士であるクリスも一筋縄ではいかないという感じだ。

もちろんシューターとしてのテイストは強く、モールデッドも序盤から群をなして現れ、それに対してハンドガンやショットガン、時には鍛え抜かれた己の肉体を使って戦っていく。



そんなモールデッドの中に銃を使ってもダメージも与えられない、突進してきて自爆するなど、対峙する身としては非常に厄介な個体も存在している。

やはり気になるのはルーカスの存在だ。彼は意外なところから出現し、プレイヤーを嘲り、去っていく。

「Not a Hero」の冒頭からもルーカスが登場し、謎の企業とスマートフォンで会話するシーンから始まる。​そのスマートフォンに書かれた名前も非常に彼らしい登録内容になっており必見だ。

鉱山の中の作りなどにも彼の性格反映しているように感じられ、個性の強いファミリーの中でも際立った存在かわかる。

クリスとルーカスの掛け合いの様子はまるでバットマンとジョーカーのようにも思えた。

本編からの所謂ホラーが好きなファンはもちろん、今までバイオハザード5や6の積極的に相手を攻撃したいプレイヤーの両方を満足させる懐の広さを感じるDLCになっているというのが筆者の感想だ。


なお、今回紹介となった2つのDLCは、共に12月14日にリリースとなる。

まだ未プレイの人は『バイオハザード7 レジデント イービル ゴールドエディション』が同日発売となるので、これを気に是非プレイしてみよう。

イベントレポート後編は開発陣が勢揃いし、随所に拘りを持って作られた『バイオハザード7』の開発秘話をお届けする。後編は、後日公開するのでお楽しみに


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■『バイオハザード7 レジデント イービル ゴールド エディション』商品概要

・商品名:バイオハザード7 レジデント イービル ゴールド エディション 

対応ハード:
PlayStation4(PlayStationVR対応/HDR対応、PlayStation4 Pro 4K/HDR対応)、Xbox One(Xbox One S HDR対応)、PC
発売予定日:2017年12月14日(木)
販売価格:ダウンロード版※
PS4、PC(STEAM版) 4,620円+税 Xbox One 4,680円+税
PC(Windows store版) 4,630円+税
ジャンル:サバイバルホラー
プレイ人数:1人
CEROレーティング:D(17才以上対象)

*CERO D版はダウンロードのみ

・商品名:バイオハザード7 レジデント イービル ゴールド エディション グロテスクバージョン

対応ハード:PlayStation4(PlayStationVR対応/HDR対応、PlayStation4 Pro 4K/HDR対応)、Xbox One(Xbox One S HDR対応)、PC
発売予定日:2017年12月14日(木)
販売価格:パッケージ版※:PS4 4,990円+税
ダウンロード版:
PS4、PC(STEAM版) 4,620円+税 Xbox One 4,680円+税
PC(Windows store版) 4,630円+税
ジャンル:サバイバルホラー
プレイ人数:1人
CEROレーティング:Z(18才以上のみ対象)

 

『バイオハザード7』公式サイト

PS STORE(日本)

株式会社カプコン
http://www.capcom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社カプコン
設立
1983年6月
代表者
代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
決算期
3月
直近業績
売上高1259億3000万円、営業利益508億1200万円、経常利益513億6900万円、最終利益367億3700万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9697
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