DeNAと創通、文化放送、共同でオリジナルアニメ作品を創出するプロジェクト「Project ANIMA」を開始 ジャンルの異なる三つのTVアニメ創出を目指す
ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>と創通<3711>、文化放送の三社は、共同でオリジナルアニメ作品を創出する取り組みを開始することを発表した。プロジェクト名は「Project ANIMA(アニマ)」と呼称し、2020年の放送期を照準に、ジャンルの異なる三つのTVアニメシリーズの制作をめざしていく。
DeNAグループでは、ゲームを中心に、マンガ雑誌アプリ「マンガボックス」、小説投稿サイト「エブリスタ」、海外アニメファン向けサイト「MyAnimeList」など、「記憶と歴史に楽しみを刻む」ことをミッションに、エンターテインメント事業に取り組んできた。創通は、「夢と感動」を共有することを企業理念とし、新しいアニメーション作品やゲーム作品などのエンターテインメントコンテンツを創り、版権ビジネスを展開するというビジネスモデルを50年以上継続きた。そして、文化放送は、1990年代から「A&G(アニメ&ゲーム)ゾーン」を編成し、声優・アニメソング歌手をパーソナリティに起用したラジオ番組を数多く放送、派生したグッズ販売やイベントを頻繁に実施しており、多くのアニメファン・声優ファンに圧倒的に支持される放送局となっている。
「Project ANIMA」では、DeNAグループが運営する「マンガボックス」「エブリスタ」などの投稿プラットフォームを軸に、広く一般からアニメの原作を募集する。原作募集は第一弾「SF・ロボットアニメ部門」、第二弾、第三弾の三部門に分かれ、選出作は、それぞれサテライト(代表作:「マクロス」シリーズ、「アクエリオン」シリーズ、「戦姫絶唱シンフォギア」シリーズ)、ジェー・シー・スタッフ(「とある魔術の禁書目録」ほか「とある」シリーズ、「食戟のソーマ」「クジラの子らは砂上に歌う」)、動画工房(「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」「NEW GAME!」「刀剣乱舞-花丸-」)によってアニメ化される。
応募可能なフォーマットは小説、脚本、マンガ原稿、ネーム、イラスト、動画など多岐にわたり、プロ/アマ、個人/団体(法人)を問わず、誰でも応募可能となる予定だ。作品の審査は「Project ANIMA」プロジェクトチーム三社と、各部門の映像化を手掛ける制作会社とが合同で行い、選出された作品がTVアニメ化されるほか、入賞作品についても書籍化・コミック化・ゲーム化などが検討される。本取り組みは、今後さまざまな事業者の参画も視野に入れたオープンなプロジェクトとして進めていく。
第一弾となる「SF・ロボットアニメ部門」の作品募集は、2018年2月1日(木)~4月15日(日)にわたって行う。SF・ロボット(メカ)をテーマにした作品であれば、世界観や時代設定、コンセプトは問わない。応募方法の詳細、およびプロジェクトの今後の展開については、「Project ANIMA」公式サイト(https://project-anima.jp)で発表されるほか、2018年1月4日より文化放送にて開始する関連番組「エブリスタ・マンガボックス presents 豊永・小松・三上の真夜中のラジオ文芸部」(http://www.joqr.co.jp/radibun/)においても情報発信をしていく。
DeNA、創通、文化放送の三社は「Project ANIMA」を通じて、世界に通用するような、クオリティの高い日本アニメの継続的な創出をめざすとともに、次世代を担うアニメ作家を幅広く募集していく。
▼「Project ANIMA」公式サイト
https://project-anima.jp
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432
会社情報
- 会社名
- 株式会社創通
- 設立
- 1965年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 難波 秀行
- 決算期
- 3月