【決算カレンダー】10~12月期決算発表の前半戦の注目銘柄を探る スマホゲームでもIPの力を示した任天堂 いよいよ新作ラッシュを迎えたドリコム
2017年10~12月決算の発表シーズンが今週よりスタートし、ゲーム関連銘柄ではモバイルファクトリー<3912>が1月19日に先陣を切る形で12月本決算を発表する。本格的な発表集中期は1月29日の週からとなるが、まずは序盤戦となる1月中に発表を予定している企業を取り上げてみたい。
この1月中に12月本決算を発表するのは、前述のモバイルファクトリーとLINE<3938>の2社で、そのほかの主だったところでは、1月25日にサイバーエージェント<4751>が第1四半期、1月30日にコーエーテクモHD<3635>とドリコム<3793>が第3四半期、1月31日に任天堂<7974>とカプコン<9697>、コナミHD<9766>が第3四半期決算の発表を予定している。
なお、Social Game Infoでは、この決算発表シーズンも決算記事を随時更新していくほか、決算説明会のレポートも引き続き、リソースの許す限り行っていく方針だ。
7月に発売したNintendo Switch向けタイトル『Splatoon 2』が世界的な大ヒットとなり、昨年10月30日には第2四半期決算の発表と同時に通期業績予想の大幅上方修正を発表している。この四半期は新たなサプライズには欠けると思われるが、順調な業績の積み上げが期待される。また、スマートデバイス向け展開についても『ファイアーエムブレム ヒーローズ』に続き、11月21日より配信開始となった『どうぶつの森 ポケットキャンプ』が順調なスタートを切っており、あらためて同社の持つIPのワールドワイドでの力が確認されたと言えよう。そうなるとやはり“次”のタイトルに向けた動きにも関心が集まりそうだ。
昨年10月30日に発表した第2四半期決算は、7月にリリースした『みんゴル』と『週刊少年ジャンプ オレコレクション!』が寄与したことなどで前年同期比82%増の大幅な増収を達成した。ただ、その一方で同社は新作のリリース直後は、開発担当と運用担当というチーム編成を取るため、運営費が安定期の倍になることに加え、積極的なプロモ展開により、費用が大きく先行する形となった。続く第3四半期も『レイヤードストーリーズ ゼロ』や『きららファンタジア』『ワールド オブ ファイナルファンタジー メリメロ』のリリースで同様の傾向となる可能性が高いが、まずは売り上げの積み上げという形でどういう結果が出るのか注目されるところだ。
この1月中に12月本決算を発表するのは、前述のモバイルファクトリーとLINE<3938>の2社で、そのほかの主だったところでは、1月25日にサイバーエージェント<4751>が第1四半期、1月30日にコーエーテクモHD<3635>とドリコム<3793>が第3四半期、1月31日に任天堂<7974>とカプコン<9697>、コナミHD<9766>が第3四半期決算の発表を予定している。
なお、Social Game Infoでは、この決算発表シーズンも決算記事を随時更新していくほか、決算説明会のレポートも引き続き、リソースの許す限り行っていく方針だ。
【注目銘柄①】任天堂<7974>
7月に発売したNintendo Switch向けタイトル『Splatoon 2』が世界的な大ヒットとなり、昨年10月30日には第2四半期決算の発表と同時に通期業績予想の大幅上方修正を発表している。この四半期は新たなサプライズには欠けると思われるが、順調な業績の積み上げが期待される。また、スマートデバイス向け展開についても『ファイアーエムブレム ヒーローズ』に続き、11月21日より配信開始となった『どうぶつの森 ポケットキャンプ』が順調なスタートを切っており、あらためて同社の持つIPのワールドワイドでの力が確認されたと言えよう。そうなるとやはり“次”のタイトルに向けた動きにも関心が集まりそうだ。
【注目銘柄②】ドリコム<3793>
昨年10月30日に発表した第2四半期決算は、7月にリリースした『みんゴル』と『週刊少年ジャンプ オレコレクション!』が寄与したことなどで前年同期比82%増の大幅な増収を達成した。ただ、その一方で同社は新作のリリース直後は、開発担当と運用担当というチーム編成を取るため、運営費が安定期の倍になることに加え、積極的なプロモ展開により、費用が大きく先行する形となった。続く第3四半期も『レイヤードストーリーズ ゼロ』や『きららファンタジア』『ワールド オブ ファイナルファンタジー メリメロ』のリリースで同様の傾向となる可能性が高いが、まずは売り上げの積み上げという形でどういう結果が出るのか注目されるところだ。
発表予定日 | コード | 会社名 | 決算期末 | 種別 |
1月19日 | 3912 | モバイルファクトリー | 12月 | 本決算 |
1月24日 | 2656 | ベクター | 3月 | 3Q |
1月25日 | 4751 | サイバーエージェント | 9月 | 1Q |
1月26日 | 4816 | 東映アニメーション | 3月 | 3Q |
1月29日 | 3635 | コーエーテクモHD | 3月 | 3Q |
1月30日 | 3793 | ドリコム | 3月 | 3Q |
1月30日 | 4347 | ブロードメディア | 3月 | 3Q |
1月30日 | 4348 | インフォコム | 3月 | 3Q |
1月30日 | 9437 | NTTドコモ | 3月 | 3Q |
1月30日 | 9438 | エムティーアイ | 9月 | 1Q |
1月30日 | 9478 | SEHD&インキュベーションズ | 3月 | 3Q |
1月31日 | 2497 | ユナイテッド | 3月 | 3Q |
1月31日 | 3688 | VOYAGE GROUP | 9月 | 1Q |
1月31日 | 3938 | LINE | 12月 | 本決算 |
1月31日 | 4644 | イマジニア | 3月 | 3Q |
1月31日 | 6736 | サン電子 | 3月 | 3Q |
1月31日 | 7844 | マーベラス | 3月 | 3Q |
1月31日 | 7974 | 任天堂 | 3月 | 3Q |
1月31日 | 9433 | KDDI | 3月 | 3Q |
1月31日 | 9697 | カプコン | 3月 | 3Q |
1月31日 | 9766 | コナミHD | 3月 | 3Q |
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974