【発表会】モブキャスト、『キングダム 乱 -天下統一への道-』プレス発表会を開催 岡本吉起氏が作品の魅力を語る 小島瑠璃子さんは「羌瘣」のコスプレ披露
モブキャスト<3664>は、2月7日、東京コンベンションホールにて、スマートフォン向け新作ゲーム『キングダム 乱 -天下統一への道-』(以下『キンラン』)のプレス向け発表会を開催した。
『キンラン』は、岡本吉起氏がゲームプロデューサーを務めるでらゲーと共同開発し、人気アニメ「キングダム」の世界観を存分に体感できる、戦略的大軍勢バトルとなっている。発表会では、リリース前の『キンラン』のゲーム概要を、岡本氏を始めとする開発陣が説明したほか、「キングダム」ファンで知られるタレントの小島瑠璃子さんがゲストとして登場した。
本記事では、発表会当日の模様をレポートする。
◼︎「原先生が望むものを表現する作品を俺たちで作るいう意気込み」(岡本)
冒頭、主催者を代表して、モブキャストの杉野範和氏(取締役 ゲーム事業本部長)が登壇。
「本作は昨年3月に発表させていただきましたが、「キングダム」の魅力をより引き出し、より良いゲームにするため、8月にリリース時期を変更させていただきました。その際、ファンの皆様や関係者の皆様をお待たせすることになってしまい、申し訳ございません」と、まずリリース時期の延期について触れた。
その上で、「そして本日、こうやってリリース発表会を迎えることができて感慨深いです。でらゲーさんと一緒に制作しておりますので、どうぞご期待ください」と挨拶した。
▲モブキャストの杉野範和氏。
続いてステージ上に、でらゲーの岡本吉起氏(総合プロデューサー)、平田真氏(バトルディレクター)、モブキャストの坂本康朗氏(プロダクトマネージャー)の3名が登壇し、『キンラン』のゲーム概要を説明した。
▲(写真右から)でらゲーの岡本吉起氏、平田真氏、モブキャストの坂本康朗氏。
岡本氏は、MCから『キンラン』の開発にかける想いを聞かれ、「今作にかける想いは誰よりも強いです。皆さんの期待に応えられる作品になっております」と答え、「キングダム」愛を覗かせた。
そんな岡本氏、過去にモブキャストからいくつかのIPを使ったゲーム開発の依頼を受けたそうだが、「僕の本当に好きな作品は「キングダム」なので、ほかの版権には興味がありませんでした(笑)」とのこと。そして「キングダム」を題材とした『キンラン』を開発することになり、「原(泰久)先生が一番望んでいる、表現したいゲーム作品を俺たちが作る、という気合を込めて作りました」と、本作にかける並々ならぬ想いを口にした。
『キンラン』でバトルディレクターを務める平田氏。昨年2月の発表から約1年が経った今の心境を聞かれ、「リリースを迎えるにあたり、皆様にお届けできるという期待、そして不安が入り混じっています」と、率直な気持ちを述べた。
『キングダム 乱 -天下統一への道-』というタイトル名に決まった経緯について語ったのは、モブキャストの坂本氏。「シンプルにカッコイイと思った」というストレートな理由を述べつつも、タイトルを考える際に「キングダムの魅力は熱い人間ドラマや激しい戦い。そして、それらを組み合わせた壮大な物語が魅力です。その物語の中で反乱や内乱など、乱世がひとつのキーワードになっている」(坂本)ということで、”乱”と付けたそうだ。そして「嬴政(えいせい)の目標である”天下統一”という言葉も意識して入れている」と加えた。
次にゲームの魅力についてトークが展開。岡本氏は「『キンラン』ならではの武と知力の融合」、「誰でも普通に遊べるけど奥が深い」、「自分自身が好きな武将になり切れるように作っている」とその魅力の一部を挙げた。また、「大軍勢感を出すところは試行錯誤を重ね、やっと表現することができました」と開発時の苦労話も明かしていた。
ゲーム内のキャラクターの絵のクオリティーが高いところも本作の魅力。これについて平田氏は、「キングダムは武将たちが魅力と考えていますので、イラストにはこだわりました。レアリティの高い武将は、原作のシーンをグッと凝縮したような特別なイラストになっています」とした。
そして最後に坂本氏は、「今日紹介させていただいた色々な遊びや、ユーザー同士の交流を『キンラン』で用意しておりますので、皆様、ぜひプレイしてください」と、リリースを待つファンにメッセージを送った。
▲スクリーンに流れるゲーム映像を見ながら、『キンラン』のゲーム内容が紹介されていった。
▲通常のバトルのほか、城を発展させていく内政モードや、ほかのユーザーと対戦できる攻城戦について平田氏から紹介された。
◼︎「羌瘣」衣装の小島瑠璃子さんと「渕」に激似のイジリー岡田さんが登場
ゲーム概要の紹介が終わると、『キンラン』リリースに向け、「キングダム」ファンはもちろん、「キングダム」を知らない人にも楽しんでもらえるものとして、ある動画が上映された。それが、『キンラン』をPRするWEB動画「こじるり『キングダム乱』に挑戦!」。
▲こちらが上映されたWEB動画「こじるり『キングダム乱』に挑戦!」の一部カット。
動画の上映が終わるとステージには、「キングダム」好きで知られるタレントの小島瑠璃子さんが「羌瘣(きょうかい)」の衣装に身を包んで登場した。
▲小島瑠璃子さん。「羌瘣(きょうかい)」がとってもキュート。
「衣装の布はスタイリストさんが中国から見つけてきてくれた布なんです。マークもこだわっていて、動画撮影30分前までマークのズレを直してもらったほどです(笑)」と、羌瘣の衣装へのこだわりについてコメントした。
動画撮影の際、『キンラン』を実際にプレイしたという小島さん。その感想を「これでもかと言うほど緻密に「キングダム」の世界が再現されていて、スマホのゲームもここまで来ているんだなと驚きました。遊んでいて嬉しかったのが、攻め方の戦術です。指でなぞって戦えるので、原作の中にある戦術を真似しながら戦いました。原作を読んで、あの戦はどうやって勝てたのか? 自分で考えてそれを『キンラン』で再現できるところがすごく楽しいです!」と、興奮気味に語っていた。
▲「1人でも楽しいですけど、大人数で遊べないんですか?」という小島さんの質問に対し、「一応予定はあって仲間内で共闘できるようにはなると思います」と岡本氏。
先の動画では小島さんに加え、タレントのイジリー岡田さんも出演しており、その中で「渕(えん)」に扮している。
ということで、イジリー岡田さんもステージに登場したのだが、誰もが「渕」の衣装を着ているかと思いきや、下の写真のように紳士的なタキシード姿だった。「渕」の衣装でないことを小島さんに突っ込まれたイジリーさんは、「楽屋に入ったら渕さんの衣装じゃなく、腹話術の人形みたいなこの衣装が置いてあった」と返し、笑いをとっていた。
▲イジリー岡田さん。
動画の撮影現場のエピソードについて振られたイジリーさんは、「渕さんになるためにメイクしましたが、メイクさんが気付かないそばかすや目尻、髭のカットは自分でやりました」とモノマネを得意とするイジリーさんならではの「渕」に対するこだわりを明かした。また、「渕」の手の組み方に関しても「撮影する方たちもかなり「キングダム」へのこだわりが強くて、ミリ単位で組んでいます(笑)」(イジリー)とのこと。
実際、メイクが完了し衣装を着たイジリーさんは「渕」に激似で、小島さんも「めちゃくちゃ似ていて、ホリプロがざわつきました(笑)」と絶賛していた。
トーク後には、事前にゲスト二人に答えてもらった29の質問から、22の武将で自分が誰タイプなのかがわかる『キンラン』武将診断(『キンラン』公式ツイッターで楽しむことができる)の結果も公開され、イジリーさんは「輪虎(りんこ)」、そして小島さんは「羌瘣」という奇跡的な結果に。
小島さんは「イベントを盛り上げるために盛りました?」としながらも、同診断は専門家の監修を受けたものだと聞かされると「めっちゃうれしいです!」と喜びをあらわにした。
▲羌瘣タイプの基本性格は、"人との交流よりも物へのこだわりが強い”そうだ。小島さんは「実家、自宅に漫画が1000冊以上あって、作者順や出版社順、背表紙の色合いで並べています」と物へのこだわりについてコメントした。
そしてゲストの二人は、『キンラン』ファンに向けて次のようなメッセージを送った。
「『キンラン』を楽屋でプレイしましたが、私でも楽しめるゲームですので、皆さんも興味を持っていただけたらうれしいです」(イジリー)
「キングダム初心者の方も、キングダムの大ファンという方も、満足できること間違いなしです。絵のクオリティーや、武将や村など世界観の再現度もしっかりしていますので、みんなで一緒にプレイしましょう!」(小島)
また、発表会の最後には、坂本氏から『キンラン』が2018年2月22日にリリース開始となることが明らかになった。
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■『キングダム 乱 -天下統一への道-』
©原泰久・集英社/NHK・NEP・ぴえろ ©mobcast inc. Developed by でらゲー
会社情報
- 会社名
- 株式会社モブキャストホールディングス
- 設立
- 2004年3月
- 代表者
- 代表取締役CEO 藪 考樹
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7100万円、営業損益4億2800万円の赤字、経常損益4億3600万円の赤字、最終損益3億8000万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3664
会社情報
- 会社名
- 株式会社でらゲー
- 設立
- 2010年12月
- 代表者
- 代表取締役 家次 栄一