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シリコンスタジオ<3907>は、1月14日、2024年11月期の連結決算を発表、ゲーム企業における急激な採用意欲の減退により、前期好調だった人材紹介事業が大幅に落ち込んだことが響き、大幅な減益での着地となった。
ただ、採用に積極的な配信系エンターテインメント業界などへのアプローチに取り組んだことなどで、第3四半期までの累計業績と比較すると、利益率が改善した。
売上高44億1400万円(前年同期比3.1%減)
営業利益1億4300万円(同40.0%減)
経常利益1億2300万円(同49.7%減)
最終利益8700万円(同56.3%減)各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①開発推進・支援事業 売上高27億6700万円(前年同期比0.3%減)、セグメント利益3億6600万円(同12.3%増)
受託開発の売上高は、産業系の引き合いが好調で利益の底上げをしたものの、大型ゲーム環境開発プロジェクトの終了に加え、子会社の事業構造改革を通じた一時的な売上減が影響し、減収となった。ミドルウェアの売上高は、請負開発分が堅調に推移しており、増収となった。オンラインソリューションの売上は、今期よりサブセグメントの売上区分を一部見直し、従来受託開発としていた産業向けオンラインサービスをオンラインソリューションへ区分変更したため、増収となった。②人材事業 売上高16億4600万円(同7.4%減)、セグメント利益2億800百万円(同30.0%減)
人材派遣は、稼働数は復調したものの、高単価の職種での派遣希望者が減少したことにより、減収減益となった。人材紹介は、ゲーム業界全般における市況の急激な悪化に伴う採用意欲の減退により、減収減益となった。2024年11月期における派遣先企業で稼働した一般派遣労働者数は延べ2326名(前年同期比2.9%増)、有料職業紹介の成約実績数は266名(同31.3%減)となった。 -
■2025年11月期通期予想は増収増益見込む
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2025年11月期通期の連結業績見通しについては、以下のとおりで増収増益を見込んでいる。
売上高46億7300万円(前期比5.9%増)
営業利益1億4400万円(同0.7%増)
経常利益1億4200万円(同15.1%増)
最終利益1億1800万円(同35.4%増)※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。
会社情報
- 会社名
- シリコンスタジオ株式会社
- 設立
- 2000年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 梶谷 眞一郎
- 決算期
- 11月
- 直近業績
- 売上高45億5400万円、営業利益2億3800万円、経常利益2億4600万円、最終利益2億円(2023年11月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3907