ワンダープラネット、ハイブリッドカジュアルに注力 有力IPタイトル2本開発中 モバイルゲーム市場が二極化、ミッドコアが苦しい状況に
ワンダープラネット<4199>は、第1四半期決算説明資料で、ハイブリッドカジュアルゲーム(アプリ内課金と広告を活用するモデル)に注力していく考えを示した。現在、有力IPを活用したタイトル2本が本開発に入っているとのこと。リリースする時期やIPの名称については開示されていない。
モバイルゲーム市場では開発費が数十億円以上のAAAタイトルが台頭する一方、開発費10億円程度のミッドコアのヒットが困難な状況にあると分析。市場としても拡大しているカジュアルゲームの中でも急成長しているハイブリッドカジュアルゲームにフォーカスを当てることにしたという。
ハイブリッドカジュアルゲームとは、IAP(アプリ内課金)+IAA(アプリ内広告)のハイブリッドマネタイズモデルの長期運営型モバイルゲームで、以下のような特徴を持つそうだ。
・インゲームだけで遊べる要素に加え、アウトゲーム要素を合わせ持つゲーム特性
・カジュアルゲームに比べプレイ時間が長い 傾向
・カジュアルゲームに比べユーザー継続率が高い 傾向
・開発コストはミッドコアに比べ低い傾向
また、世界の市場規模は2900億円で2020年に比べ約2.8倍の規模へ成長したという。ハイブリッドカジュアルゲームの世界市場規模は、世界モバイルゲーム市場が成長後の調整局面に入る中でも成長している。
会社情報
- 会社名
- ワンダープラネット株式会社
- 設立
- 2012年9月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 常川 友樹
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高24億4900万円、営業利益1億2100万円、経常利益1億1300万円、最終利益9200万円(2024年8月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4199