【1-3月ゲーム株まとめ】『トレバ』好調のサイバーSが上昇率1位 ブロックチェーンでモバファク、アクセルM人気 AbemaTVや新作好調のサイバーが高値更新
2018年に入って早くも4分の1を消化したが、ゲーム関連企業の株価動向を振り返っていこう。日経平均株価が1月23日に2万4129.34円を付けた後、一時2万円割れに近づくなるなど調整局面に入ったこともあり、ゲーム関連株もマイナスとなる銘柄が目立った。ピックアップした50銘柄中、33銘柄が年初比でマイナスとなった。
最も時価総額が上がったのは、サイバーステップ<3810>だった。『オンラインクレーンゲーム・トレバ』の好調を受けて、3月19日に2018年5月通期の連結業績予想を上方修正し、営業利益予想を5億円から7億円に引き上げた。オンラインクレーンゲームも新規参入が相次いでいるが、一足早く参入した同社がポジションを築いた格好となっているようだ。新作を相次いで発表したことも期待を集めている。
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・サイバーステップ、18年5月期通期業績予想の上方修正を発表…売上高は50億円→68億円、営業益は5億円→7億円に上ブレ 増床効果で「トレバ」好調
市場ではブロックチェーンがテーマになったこともあり、関連するゲームを開発すると表明した会社にも物色の矛先が向かった。アクセルマーク<3624>は、想通貨およびブロックチェーン技術を活用したオンラインエンターテインメント事業を開始すると発表したほか、KLab<3656>と資本業務提携を行なうとのアナウンスも押し上げた。モバイルファクトリー<3912>も同様の観点から人気化した。
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・アクセルマーク、仮想通貨およびブロックチェーン技術を活用したオンラインエンターテインメント事業を開始
・アクセルマークとKLabが資本業務提携を実施…共同で新たなゲームタイトルの企画開発へ KLabは新株引き受けでアクセルマークの第2位株主に
・【モバイルファクトリー決算説明会速報】ブロックチェーン関連サービスの第一弾は「ゲームを予定」(宮嶌氏) 「仮想通貨」を使った様々なサービス実現を目指す
また、サイバーエージェント<4751>が上場来高値を更新するなど活躍が目立った。注力事業としているインターネットテレビ局「AbemaTV」の急成長と収益貢献への期待に加えて、スマートフォンゲームでもCygamesの新作『プリンセスコネクト Re:Dive』が好調な出足を見せていること、ブロックチェーン技術との活用と仮想通貨関連事業への参入なども注目を集めた。
このほか、セガサミーホールディングス<6460>も年初比で20%の上昇率となった。減収減益となった第3四半期決算を受けて、2月に一時株価を大きく下げたものの、急速に回復し、3月に入ったじわじわと上げ続けた。カジノを含む統合型リゾート(IR)関連法案の成立が近いとの思惑から物色対象となったようだ。
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・セガサミーHD、3Qは売上高8%減、営業益26%減と減収減益に エンタテインメントコンテンツ事業は増収増益で着地 遊技機事業の新台販売が低調
下落銘柄を見ると、ケイブ<3760>やenish<3667>など業績面で苦戦している銘柄の値下がりが目立つ一方、好決算を記録したアカツキ<3932>がさえない。年初比で29%の下落となっている。2018年1~3月期の業績が前四半期比で減益見通しになることが嫌気された。『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』の課金収入は高水準で推移する見込みだが、『ドラゴンボール』の新作が複数リリースが予定されていることもあり、2019年3月期以降の伸びの鈍化が懸念されているという。
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・アカツキ、18年3月期の営業益は110%増の100億円の着地に 『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』など既存モバイルゲームが堅調【追記】
【ゲーム関連銘柄】
最も時価総額が上がったのは、サイバーステップ<3810>だった。『オンラインクレーンゲーム・トレバ』の好調を受けて、3月19日に2018年5月通期の連結業績予想を上方修正し、営業利益予想を5億円から7億円に引き上げた。オンラインクレーンゲームも新規参入が相次いでいるが、一足早く参入した同社がポジションを築いた格好となっているようだ。新作を相次いで発表したことも期待を集めている。
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市場ではブロックチェーンがテーマになったこともあり、関連するゲームを開発すると表明した会社にも物色の矛先が向かった。アクセルマーク<3624>は、想通貨およびブロックチェーン技術を活用したオンラインエンターテインメント事業を開始すると発表したほか、KLab<3656>と資本業務提携を行なうとのアナウンスも押し上げた。モバイルファクトリー<3912>も同様の観点から人気化した。
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・アクセルマーク、仮想通貨およびブロックチェーン技術を活用したオンラインエンターテインメント事業を開始
・アクセルマークとKLabが資本業務提携を実施…共同で新たなゲームタイトルの企画開発へ KLabは新株引き受けでアクセルマークの第2位株主に
・【モバイルファクトリー決算説明会速報】ブロックチェーン関連サービスの第一弾は「ゲームを予定」(宮嶌氏) 「仮想通貨」を使った様々なサービス実現を目指す
また、サイバーエージェント<4751>が上場来高値を更新するなど活躍が目立った。注力事業としているインターネットテレビ局「AbemaTV」の急成長と収益貢献への期待に加えて、スマートフォンゲームでもCygamesの新作『プリンセスコネクト Re:Dive』が好調な出足を見せていること、ブロックチェーン技術との活用と仮想通貨関連事業への参入なども注目を集めた。
このほか、セガサミーホールディングス<6460>も年初比で20%の上昇率となった。減収減益となった第3四半期決算を受けて、2月に一時株価を大きく下げたものの、急速に回復し、3月に入ったじわじわと上げ続けた。カジノを含む統合型リゾート(IR)関連法案の成立が近いとの思惑から物色対象となったようだ。
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下落銘柄を見ると、ケイブ<3760>やenish<3667>など業績面で苦戦している銘柄の値下がりが目立つ一方、好決算を記録したアカツキ<3932>がさえない。年初比で29%の下落となっている。2018年1~3月期の業績が前四半期比で減益見通しになることが嫌気された。『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』の課金収入は高水準で推移する見込みだが、『ドラゴンボール』の新作が複数リリースが予定されていることもあり、2019年3月期以降の伸びの鈍化が懸念されているという。
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【ゲーム関連銘柄】
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656
会社情報
- 会社名
- 株式会社アカツキ
- 設立
- 2010年6月
- 代表者
- 代表取締役CEO 香田 哲朗
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高239億7200万円、営業利益26億7600万円、経常利益28億3400万円、最終利益12億8800万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3932
会社情報
- 会社名
- アクセルマーク株式会社
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 松川 裕史
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3624
会社情報
- 会社名
- サイバーステップ株式会社
- 設立
- 2000年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 佐藤 類
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高29億8600万円、営業損益14億5500万円の赤字、経常損益15億2000万円の赤字、最終損益14億5800万円の赤字(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3810
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460