メタップスリンクスは、6月6日にクラフトリンクと共同で開催したゲームアプリ事業者向けセミナーのレポートを公開した。
スマホゲームアプリ市場がユーザー数と売上共に伸び悩んでいる昨今、ユーザー1人に対する重みが高まっている中で、どのようにアプリ運営をすれば長期的にユーザーから愛されるゲームアプリになるのかという課題に対し、データ活用という視点でマーケティングサイドとプロダクトサイドの両面からどのような取り組みをすべきかを紐解いたという。
(以下、プレスリリースより)
【第一部】 「データに基づいたマーケティング施策評価」
Point:競争の厳しい市場で勝ち抜いていくためには、マーケティング施策を広告評価だけではなくアプリ内KPIを加味して評価していく必要がある。
アプリの成功の為にマーケティングサイドから行う事ができるのは、新規と復帰ユーザー数を最大化させてアプリ内にアクティブなユーザー数を増やすことです。
しかしながら、新規流入においてプロモーションにおける獲得単価は年々上昇傾向にあります。
それはマーケットの構造が下記のようにスマホゲームユーザーは増加していないもののモバイル広告市場は伸びているという構造的な根深い問題が関係しています。
そこで、新規獲得においても獲得単価だけではなくアプリに定着するユーザーを獲得できているかを判断軸として持っておく事が大切になります。
広告評価のみもしくは定着率や課金などのどのタイトルにも共通するアプリにおけるベーシックKPIの掛け合わせではなく、下記のようなアプリ独自のKPI(カスタムKPI)の突破率も新規獲得評価に入れることの重要性についてお話させて頂きました。
アプリ独自のカスタムKPIを紐付ける事により、本質的にアプリに残るユーザーを獲得出来ているかを施策毎に評価する事が可能になります。ある行動を行うとユーザーの定着率が上昇するポイント(X地点)がアプリ毎に存在します。自社のアプリのX地点の発見を行い、以下のように「獲得単価 × X地点突破率 × 獲得ボリューム」で新規獲得施策を評価する事が更に重要になって参ります。
復帰施策においても同様にアプリ内のユーザーの行動データを活用し、広告効果だけではなく、復帰後のユーザー行動までを評価する事が重要になって参ります。
復帰施策におけるステップと評価方法については過去のセミナーでもお話させて頂きましたので、下記URLをご参考ください。
https://www.metaps-links.com/news/2017/11/08/seminar-report/
https://www.metaps-links.com/blog/2017/04/27/next-concept-of-retention/
【第二部】 データ分析の可能性
Point:データを集計することが分析ではなく、データの変化を仮設もって解釈する事が重要
様々なゲームアプリタイトルを見てきた宮木氏だからこそ言える、現場で起こっている現状を基にデータ分析をすることの可能性について語って頂きました。
プロダクトのデータ分析において重要なのは、データの変化に対して違和感を持ち、定性的に仮説立てをした後に定量的なデータを基に仮説の裏付けを取ることです。
会社情報
- 会社名
- 株式会社メタップス
- 設立
- 2007年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 山﨑 祐一郎
- 決算期
- 12月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 6172