ライブ「Re:ステージ!PRISM☆LIVE!!~2nd STAGE~Ready for Dream」公式レポートをお届け



『Re:ステージ!PRISM☆LIVE!!~2nd STAGE~Ready for Dream』が、7月1日(日)、代々木・山野ホールにて開催された。今回は、1stライブに登場したKiRaRe、オルタンシア、ステラマリスに加え、トロワアンジュ、テトラルキアが初登場。計5ユニット総勢18人、約3時間40分にもおよぶ圧巻のパフォーマンスが繰り広げられた。

まずはステージにKiRaReが登場。ライブ初披露となる『宣誓センセーション』を歌唱し、観客のボルテージはいきなりマックスに。色とりどりのペンライトが、曲にあわせて勢いよく振られ、会場全体が楽し気なムードに一変。ここでの注目は、赤と白がかわいい新衣裳!これは『宣誓センセーション』のジャケットでKiRaReのメンバーたちが着用しているもの。腰から広がるチュールが動きに合わせてひらひらと舞うシルエットが印象的だった。
 


続いてはオルタンシアが登場し、ピンク色のペンライトの光に合わせ『Dream agate』を披露。“友達”という言葉だけでは説明できない、ふたりがだけ持つ特別な絆があるからこそ作り出せるステージに、観客も大いに盛り上がりを見せた。
 


続いて登場したテトラルキアは『Fearless Girl』を熱唱。髪を振り乱しながら「もっと盛り上がっていくよ!」と煽ると、観客も大きな歓声で応えていた。トロワアンジュは、『月影のトロイメライ』でのバレエのような優雅なダンスで観客を魅了。頭につけた大きな白いリボンが光に透けて、本物の天使が降臨したかのような神々しささえ感じる圧巻のステージを繰り広げた。

そして、ステラマリスはライブ初披露となる『Brilliant Wings』を披露。ステラマリスのロックなサウンドに、会場全体がひとつになって盛り上がりを見せた。こうして各ユニットが1曲ずつ披露し、それぞれ異なる世界観を表現。そしてここからは、各ユニットのカラー溢れるMCを交えながらライブは進行。
 


KiRaReは全員で一斉にくるっとまわり、新衣裳の後ろ姿もしっかりとアピール。MC後、『WINTER JEWELS』を歌唱。フォーメーションがくるくる変わるダンスも難なくこなす彼女たちから、このステージのために重ねた努力を垣間見ることができた。

オルタンシアのMCは、紫と陽花さながら息ぴったりの小澤さんと花守さんのコンビネーションがさく裂。しっかり者の花守さんと、時折毒舌を繰り出す小澤さんの漫才のような掛け合いに、花守さんからは「アイドルってなんだろうね…?」の一言。これには観客からも笑いがこぼれた。しかし、ライブパートでは打って変わって『crave』をしっとりと歌唱。この曲はふたりのお気に入りということもあり、感情を込めた切ない歌詞が、観客の胸を打った。

ステラマリスは、MCの際に披露した2年前のキャスト発表時の動画をオマージュした“通”向けの挨拶に、観客からは喜びの反応が上がった。ノリよく話す高橋さんと諏訪さん、そしてそれを優しく見守る田中さんというバランスのよい3人は、観客と軽快にコミュニケーションをとりながらMCを進行。最強を感じさせるライブ中とは一変し、かわいくトークするそのギャップが印象的。『恋はフュージョン』では、指先でハートを描いたり、親指と人差し指でハートマークをつくったりと、かわいさ満点のダンスを披露。カッコよさだけではない、かわいさを持ち併せるところが王者たる所以なのだと感じさせられるパフォーマンスだった。
 


トロワアンジュは、パンフレット撮影時に3人で新橋へ回転寿司を食べに行ったことを告白。「実際のトロワアンジュの3人が回転寿司に行ったところを想像したら笑ってしまいました」とまったりトークを繰り広げつつ、『エンゼルランプ』では、MC時に観客にお願いした通り、息の合った振りで会場がひとつになっていた。

テトラルキアは、キャラになり切って一言ずつ挨拶するも、佐藤さんが「何を言おうとしていたか忘れちゃった…」とかわいいアクシデント。「それでもいいよ!」というメンバーからの声に、お互いの信頼関係が垣間見られた。そして、全員がキャラクターカラーのエクステをつけていることをアピール。メンバーからの「かわいい?」の質問に観客からは一斉に「かわいい!」と大きな声が返っていた。激しいコール&レスポンスの練習の後は、これまた激しく『Stay Together』を熱唱。

ここからは6曲ノンストップでライブが続き、オルタンシアが『FlowerS~となりで咲く花のように~』でシンメトリーで息の合ったダンスを、かえ&香澄が『ク・ルリラビー』で、特徴的な手の動きがかわいいダンスを披露。ステラマリスはアップテンポな『Secret Dream』をノリノリで熱唱すると、一変して瑞葉&みいは『キライキライCЯY』で複雑な乙女心を、トロワアンジュは『STORIA』で、ひとつの物語になっている歌詞を感情込めて歌い上げた。舞菜&紗由の『GROWING!!』では、スタンドマイクを使ったマイクパフォーマンスも観ることもできた。

ここで一旦告知コーナーへ。Re:ステージプロデューサーの椿本氏&盛り上げ役としてテトラルキアが登場し、嬉しい新情報を発表。『Re:ステージ!プリズムステップ』”だいたい”1周年記念企画として「アップデートマラソン」開催や、LINEクリエイターズスタンプ発売など嬉しい情報が続くなか、ひときわ大きな歓声が上がったのが、2019年全国対バンツアー開催決定のお知らせ。どのような形で対バンが行われるのか気になることはありつつ、いよいよここから後半戦のスタート。

ファンの投票で決まった一夜限りのスペシャルユニットのメンバーとして、珊瑚、奏、瑠夏、那岐咲、碧音、天葉の6人が選出されたことが発表。奇しくもステラマリスとトロワアンジュのメンバーと相成った6人で、『君に贈るAngel Yell』をジャズアレンジver.でおしゃれに歌唱。ここでしか観られない貴重な体験となった。
 


ここからは、なんと15曲ノンストップでお届け。テトラルキアが拳を振り上げながら、思い思いに観客を煽った『境界線』の後、ステラマリスが『Stage of Star』で王者の風格を見せつけます。ユニット衣装に着替えたKiRaReは『Do it!! PARTY!!』で本当のパーティーのような楽し気なステージを作り上げると、オルタンシアは『Dear マイフレンド』でステージの両端まで広がり観客にアピール。ステラマリスは『Realize』の圧倒的な歌唱力で観客を一気に世界観へ引き込んだ。トロワアンジュ『Cresc.Heart』はまさしく天使の歌声。
 


KiRaReは、今の時期にぴったりな夏の訪れを感じさせる『夏の約束』を披露。テトラルキア『Shine onMe!!』のキレッキレなダンスには、観客も手拍子で応えた。オルタンシア『*Heart Confusion*』では、お互いの手を取り合うかわいらしいダンスに観客もメロメロ。KiRaRe『君に贈るAngel Yell』では、「盛り上がっているかい?」の声に今一度観客から大きな歓声が上がります。「ラララ」のパートではペンライトが大きく左右に振られ、幻想的な景色を描き出していた。ここからは一気にラストスパートに入り、ステラマリスの『Time and Space』では、最年少の珊瑚がセンターとなり堂々としたパフォーマンスを披露。
 


続くトロワアンジュが『S infonia』を情感たっぷりに歌い上げたかと思えば、テトラルキアは『カナリア』でメンバーたちが圧巻のヘッドバンキングを見せた。歌詞の「カナリア!」のあとのジャンプからは、会場の一体感を感じることができた。オルタンシアの『Purple Rays』では、イントロが流れた瞬間観客からテンションマックスの歓声が上がり、それに応えるかのように、オルタンシアのふたりもテンション高く楽しそうに歌っていた。KiRaReの『リメンバーズ!』からは、等身大の歌詞を大切に歌っているメンバーの様子が伝わってきた。
 


各ユニットがまったく違う世界観を持っているため、曲ごとに雰囲気がガラっと変わるのがRe:ステージのライブの見どころのひとつ。その勢いに負けじと、観客も途切れることなくペンライトを振り、時にはジャンプし、時には大きな声でコール&レスポンスを繰り広げた。Re:ステージのライブはステージ上のアイドルだけではなく、観客も一緒に作り上げているということを感じさせる、怒涛の15曲だった。

ここまでバトンを繋ぐように各ユニットがライブを繰り広げてきたが、ここで再度椿本氏が登場し、告知コーナーへ。ここでの告知は8/22にKiRaRaの5thシングル『367Days(サンロクナナデイズ)』が発売されるというもの。これだけで観客は大盛り上がりだったが、ここで椿本氏は1本の動画を観てほしいと切り出した。KiRaReメンバーたちも内容を知らされていなかったその動画は、今年4周年を迎えるRe:ステージの3年間の軌跡を振り返るというもの。

2015年にKiRaReが結成されてから徐々にメンバーが増え、ライブやイベントを重ねてきた道のりを、観客とともに真剣に見入るKiRaReの6人。そして動画の最後、画面に大きく「アニメ化決定!」の文字。その瞬間、観客からはこの日一番の大歓声が上がり、KiRaReの6人は互いに肩を抱き合い、涙を流しながら喜びを分かち合っていた。
 


あまりの驚きと喜びに涙が止まらない6人だったが、舞台袖から持ってきたタオルで涙を拭い、気持ちを切り替え新曲『367Days』の歌唱へ。「歌詞に注目してください」の言葉通りスクリーンに映し出された歌詞を見ていると、一度は夢を諦めたKiRaRe6人が、再び努力して夢を叶えた姿と、アニメ化を叶えた彼女たちの姿がリンクし、観客の涙を誘った。夢見た未来にたどり着いた喜びを真っすぐに歌う『367Days』。こんな彼女たちだからこそ、Re:ステージをここまで大きな舞台へと、連れてくることができたのだと思う。

そして、全ユニットが舞台に登場し惜しまれつつカーテンコールに。アニメ化決定を知り、楽屋でもらい泣きしていたと告白するメンバーたちのコメントから、彼女たちの心がひとつになっていることが感じられた。18人全員が舞台上からはけると、観客から「アンコール!」の掛け声のかわりに「Re:ステージ!」という掛け声が上がった。その声に応えるように再度KiRaReが登場し『憧れFuture Sign』を披露。そして最後は、KiRaReの1stシングル『Startin' My Re:STAGE!!』を全員で熱唱。Re:ステージの原点ともいえるこの曲を、全員で歌うことの意味を感じさせられる心のこもったステージだった。

かくして『Re:ステージ!PRISM☆LIVE!!~2nd STAGE~Ready for Dream』は大盛況のうちに閉幕。4周年を迎え、全国対バンライブツアーやアニメ化が決定し、これからさらに盛り上がっていくこと間違いなしのRe:ステージの底力を感じさせるライブだった。これからも、Re:ステージのアイドルたちから目が離せない。


●出演者
KiRaRe
式宮舞菜役/牧野天音
月坂紗由役/鬼頭明里
市杵島瑞葉役/田澤茉純
柊 かえ役/立花芽恵夢
本城香澄役/岩橋由佳
長谷川みい役/空見ゆき

オルタンシア
伊津村 紫役/小澤亜李
伊津村陽花役/花守ゆみり

ステラマリス
式宮碧音役/高橋未奈美
一条瑠夏役/諏訪彩花
岬 珊瑚役/田中あいみ

トロワアンジュ
白鳥天葉役/日岡なつみ
帆風 奏役/阿部里果
緋村那岐咲役/長妻樹里

テトラルキア
坂東美久龍役/山田奈都美
西館ハク役/佐藤実季
南風野朱莉役/高柳知葉
城北玄刃役/西田望見


■セットリスト
1:宣誓センセーション/KiRaRe
2:Dream a gate/オルタンシア
3:Fearless Girl/テトラルキア
4:月影のトロイメライ/トロワアンジュ
5:Brilliant Wings/ステラマリス
6:WINTER JEWELS/KiRaRe
7:crave/オルタンシア
8:恋はフュージョン/ステラマリス
9:エンゼルランプ/トロワアンジュ
10:Stay Together/テトラルキア
11:FlowerS~となりで咲く花のように~/オルタンシア
12:ク・ルリラビー/かえ&香澄(KiRaRe)
13:Secret Dream/ステラマリス
14:キライキライCЯY/瑞葉&みい(KiRaRe)
15:STORIA/トロワアンジュ
16:GROWING!!/舞菜&紗由(KiRaRe)
17:君に贈るAngel Yell(JAZZアレンジカバー)/ステラマリス&トロワアンジュ
18:境界線/テトラルキア
19:Stage of Star/ステラマリス
20:Do it!!PARTY!!/KiRaRe
21:Dear マイフレンド/オルタンシア
22:Realize/ステラマリス
23:Cresc.Heart/トロワアンジュ
24:夏の約束/KiRaRe
25:Shine on Me!!/テトラルキア
26:*Heart Confusion*/オルタンシア
27:君に贈るAngel Yell/KiRaRe
28:Time and Space/ステラマリス
29:Sinfonia/トロワアンジュ
30:カナリア/テトラルキア
31:Purple Rays/オルタンシア
32:リメンバーズ!/KiRaRe
33:367Days/KiRaRe
34(アンコール):憧れFuture Sign/KiRaRe
35(アンコール):Startin' My Re:STAGE!!/全員歌唱

☆KiRaRe 5thシングル「367Days」☆
発売日:8月22日(水)
▽初回限定盤
価格:1,852円+税
初回盤特典:
「367Days」MusicVideo DVD
「Re:ステージ!プリズムステップ」限定☆4カード ダウンロードコード
▽通常盤
価格:1,204円+税
通常盤特典:
「Re:ステージ!プリズムステップ」限定☆4カード ダウンロードコード


 
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