SHIFT<3697>は、7月6日、「システム性能改善サービス」の提供を開始した。このサービスは、Airitechのグループ参画に伴うもので、SHIFTグループ各社の専門領域とグループ企業ならではの包括的な業務連携を活かした取り組みで、 多くの企業が抱えるシステム性能の各種問題解決に向けたトータルソリューションになるという。「システム性能改善サービス」は、SHIFTが発注元企業の抱えるシステム性能に関わる課題やニーズを把握し、 SHIFTグループ間の情報連携、 マネジメント業務を行う。 AiritechをはじめとするSHIFTグループ各社は、それぞれの専門領域に注力した業務を行う。該当するシステム課題の規模や内容に応じて、 システムの運用・監視、 改善に伴う適切な人的リソースも、 SHIFTグループ内で確保する。
これにより、これまで難易度の高いマルチベンダー体制でシステム改善に取り組んでいた多くの企業は、SHIFTに窓口を一元化することで、 これまでの膨大なコミュニケーションコストを大幅に削減することができる、としている。また情報のスムーズな連携により、プロジェクト全体の生産性向上も実現するとのこと。
システム開発におけるプロジェクトでは、インフラやアプリケーションごとに多数の異なるベンダー企業が関係する、マルチベンダー体制がとられている。発注元の企業は、システム課題の把握から情報連携まで、あらゆるマネジメント業務を一手に行わなくてはならない現状がある。しかし、マルチベンダー体制は、発注元企業の技術的知見の不足や、ベンダー間の情報や責任範囲に関する認識齟齬により、マネジメトの難易度が高くなり、 期待するシステム品質が確保できないなどの問題があるという。
