ボルテージ、前期は恋愛ゲーム好調で営業40%増益を達成-今期は海外・スマホと恋愛ゲームの進化に注力

ボルテージ<3639>は、本日(8月12日)、2011年6月期の単独業績を発表し、売上高63億4600万円(前年同期比43.1%増)、営業利益7億6600万円(同40.2%増)、経常利益7億6100万円(同40.0%増)、当期純利益4億4400万円(同35.2%増)だった。 2010年8月12日に開示した業績見通しは、売上高21.6%増、営業利益7.5%増、経常利益7.7%増、当期純利益5.7%増としていたが、期中3度の業績予想の上方修正を行い、期初の見通しを大幅に上話まわる数字で着地した。     同社では、主力の「恋人シリーズ」を中心とする恋愛ソーシャルゲームの売り上げが好調に推移したようだ。同社では、30才前後の女性へ向けたコンテンツ制作を行っており、公式サイトだけでなく、ソーシャルアプリスマートフォンアプリなどプラットフォームの拡張を図っている。 新規コンテンツとして、キャリア公式サイトは「恋人ゲーム」シリーズ10タイトル(うちスマートフォン向けは2タイトル)、「恋も!仕事も!」シリーズ1タイトルをリリースした。ソーシャルゲームでは、「恋人ゲーム」シリーズ8タイトル、「恋も!仕事も!」シリーズ2タイトル(うちスマートフォン向けは1タイトル)をリリースしている。 ボルテージの運営するキャリアの公式サイト数は74サイト、ソーシャルゲームは11タイトル、スマートフォンアプリ(有料版)数は4タイトルとなっている。   ■2012年6月期の業績見通しと取組 2012年6月期は、売上高78億円(前期比22.9%増)、営業利益8億円(同4.4%増)、経常利益7億9800万円(同4.8%増)、当期純利益4億7200万円(同6.5%増)を見込む。     同社では、以下の取り組みを行うとしている。 ・ソーシャルアプリは、収益力を向上させるため、同社の強みであるドラマ性とソーシャル要素を最適に組み合わせるべく、ゲーム構造をさらに進化させる。また、フィーチャーフォンとスマートフォン向けの開発を一体化して効率化を図る。 ・キャリア公式サイトは、テレビCMを定常的に実施し積極的に集客するとともに、顧客単価の一層の向上に取り組む。各キャリアのスマートフォン上でのキャリア公式メニューの展開方針が、徐々に明らかになっており、その方針に沿い、フィーチャーフォン向けからスマートフォン向けへの移行に注力する。 ・海外市場向けアプリは、2011年7月に第1弾として北米市場向け英語版スマートフォンアプリの配信を開始した。今期中にさらに数本程度を投入し、事業性を見極めながら、本格展開に備えていく。
株式会社ボルテージ
http://www.voltage.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ボルテージ
設立
1999年9月
代表者
代表取締役社長 津谷 祐司
決算期
6月
直近業績
売上高42億5700万円、営業損益8400万円の赤字、経常損益6300万円の赤字、最終損益3900万円の赤字(2023年6月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3639
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