カヤック、第2四半期の営業益は80%減の9500万円…ソーシャルゲームの新作の立ち上がりに遅れ

カヤック<3904>は、本日(8月14日)、第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表し、売上高28億6800万円(前年同期比5.4%増)、営業利益9500万円(同80.5%減)、経常利益1億0200万円(同79.5%減)、最終利益4900万円(同85.2%減)だった。

 


売上高の伸びが5%にとどまったのに対し、売上原価が同27.6%増の19億7600万円、販売管理費が同16.6%と7億9600万円の伸びとなるなど、費用の増加が収益を圧迫した。ソーシャルゲームでは『モダンコンバット Versus』のパブリッシングに乗り出すなど新規タイトルをリリースしたものの、立ち上がりが遅れたという。

サービス別の状況は以下のとおり。

① クライアントワーク
売上高は9億2700万円(同19.0%増)だった。スマートフォンの普及や新しい技術の出現を背景に、WEB領域にとどまらないリアルと連動した案件の増加がみられたという。積極的に業務提携を進めるとともに、VRを利用した案件等の新しい取り組みを積極的に行うことで事業領域の拡大を図った。

② ソーシャルゲーム
売上高は、11億8600万円(同20.6%減)だった。「ぼくらの甲子園!」シリーズの最新作となる『ぼくらの甲子園!ポケット』が順調に推移したが、新規タイトルの立ち上がりが遅れた。また、組織を拡充するとともに新規開発ラインに積極的に行った、としている。

③ Lobi
売上高は1億9900万円円(同17.3%減)だった。「Lobi」の強みであるユーザーやコミュニティにより焦点を当てた収益構造への転換を図っているという。

④ その他サービス
売上高は、5億5400万円(同170.6%増)だった。「プラコレWedding」等の新規サービスは順調に成長を続けた。


 
■2018年12月通期の見通し

2018年12月通期は、売上高73億円(前期比19.9%増)、営業利益8億5000万円(同25.9%増)、経常利益8億8000万円(同19.3%増)、最終利益6億円(同18.2%増)を見込む。従来予想からは変更はなし。

 
株式会社カヤック
http://www.kayac.com/

会社情報

会社名
株式会社カヤック
設立
2005年1月
代表者
代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
決算期
12月
直近業績
売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3904
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