ボルテージ<3639>は、本日(8月14日)に開示した決算説明資料で、男性向けのサスペンスアプリの売上が引き続き伸びていることを明らかにした。2018年4~6月においては売上高が前年同期比で4.7倍となる2億0100万円に大きく伸びた。四半期別の売上推移でも2017年4~6月から右肩上がりで伸びていることがわかる。『六本木サディスティック騎士(ナイト) 』が収益に貢献し、初の通期での営業黒字化を達成したとのこと。
また英語の女性向けの好調だ。2018年4~6月の売上高は前年同期比32%増の4億9800万円と大きく伸びた。2018年6月期においては4四半期連続で売上高4億円を突破し、開発・運営を担当するサンフランシスコスタジオ設立7期目にして初の通期黒字化を達成した、としている。
ただ、会社全体を見ると、2018年9月期の決算は、売上高が前の期比で16.2%減の73億9100万円、営業損益が10億4200万円の赤字(前の期は1億4100万円の黒字)と厳しい内容となった。主力の国内女性向けの恋愛ドラマアプリの売上が低迷しているためだ。男性向けや英語女性向けも成長分野になりそうだが、主力領域の業績をいかに立て直すかが同社の今後の課題と言えそうだ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ボルテージ
- 設立
- 1999年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 津谷 祐司
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高34億5600万円、営業損益9400万円の赤字、経常利益1500万円、最終利益500万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3639