AppBank、新株予約権1万1000個を発行　総額6億1700万円調達へ　EC＆実店舗のテコ入れやメディア開発に充当　潜在株式110万株、希薄化16％に

AppBank<6177>は、8月29日、投資事業有限責任組合インフレクションⅡ号とフラッグシップアセットマネジメント投資組合73号を割当先とする行使価額修正条項付第4回新株予約権と第5回新株予約権を合計1万1000個発行することを明らかにした。潜在株式数は110万株で、発行済株式に対する希薄化は16.03％となる。新株予約権の発行及び権利行使で、総額6億1700万円を調達する見通し。

今回、AppBankでは調達した資金の使途について、AppBank StoreのEコマース（電子商取引）サイトの刷新と新規出店・店舗リニューアルのほか、既存のスマートフォン向けのコンテンツの展開、メディア事業における収益力強化につながる新規クライアントの開拓やB2B、B2C向けの新サービスの開発のための資金などに充当する、としている。

調達資金の使途は以下のとおり。

① 子会社における新規出店等の新規投資
(a)新規出店及び既存店舗のリニューアル：1億円
(b)システムへの投資： 2000万円
② 借入金の返済： 2億円
③ 運転資金： 2億8200万円


なお、予約権の内訳は、第4回が1万個、第5回が1000個で、発行価額はそれぞれ408円、366円、発行総額は444万6000円となる。払込期日は9月14日。新株予約権には1個あたり普通株式100株を割り当て、潜在株式数は第4回が100万株、第5回が10万株となる。また行使価額については、第4回が当初557円で下限が279円、第5回が557円となる（8月29日終値は559円）。調達できる資金の概算額は、第4回が5億5700万円、第5回が5500万円となる。