フィーチャフォン版「GREE」ランキングの動向-コナミグループが男性1~3位を独占など

フィーチャフォン版「GREE」のランキングは、どういう基準で集計しているのか不明だが最近、興味深い動きとなっている。上位SAPによる寡占的な動きがみられる一方、新作アプリも続々とランキング上位に入っており、プラットフォームとしてかなり活性化しているようにみえる。 まず、本日(8月15日)の動きでは、男性ランキングでコナミグループのタイトルが1位から3位を占めた。第1位は、コナミデジタルエンタテインメント「ドラゴンコレクション」、第2位は同じ「プロ野球ドリームナイン」、第3位はハドソン「クローズ×Worst~最強伝説~」が入った。「クローズ×Worst~最強伝説~」は、サービス障害でユーザーデータが消失するというトラブルがあったものの、その後、無事以前の勢いを取り戻している。 女性ランキングについても、目が離せない。第1位「ドラゴンコレクション」で変わらないものの、第2位には、アリスマティックの恋愛ゲーム「イケない契約結婚~究極の選択肢~」が入った。同タイトルは、7月29日にサービスを開始したばかりの女性向け恋愛ゲームだが、サービス開始から16日間程度でランキングの2位に入った。アンダムル「デリシャス★キス~理想の恋人~」なども元気だ。最近、「GREE」では多種多様な女性向け恋愛ゲームがリリースされており、こちらも競争が激しくなりそうである。 このほか、「ドラゴンリーグ」や「女神フロンティア」、「ヴィーナス†ブレイド」などの新作ゲームも続々とランクインしている。MORPGやMMORPGなどオンラインゲームの要素を取り込んだゲームなども出ており、ユーザーから支持を集めているようだ。フィーチャフォンのソーシャルゲームは、操作方法や表現上の制約が大きいため、グラフィックよりもゲームの仕組みやユーザー体験の面で新しさを追求する傾向が強く、この点が良い方向に動いているのではないかと感じている。
株式会社コナミデジタルエンタテインメント
https://www.konami.com/games/corporate/ja/

会社情報

会社名
株式会社コナミデジタルエンタテインメント
設立
2006年3月
代表者
代表取締役会長 東尾 公彦/代表取締役社長 早川 英樹
決算期
3月
直近業績
売上高1940億1100万円、営業利益336億4700万円、経常利益348億9300万円、最終利益278億2800万円(2023年3月期)
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