バンダイは、本日12月14日、2019年2月に欧州で公開される映画「ドラゴンボール 超ブロリー」(邦題/日本では本日公開)に合わせ、「DRAGONBALL SUPER EUROPE EVENT」を欧州で行い、アニメ「ドラゴンボール」シリーズの商品・サービスをファミリー層に展開することを明らかにした。
アニメ「ドラゴンボール」シリーズは、国内ではこれまで「ドラゴンボール」(1986年~)、「ドラゴンボールZ」(1989年~)、「ドラゴンボールGT」(1997年~)、「ドラゴンボール改」(2009年~)、そして「ドラゴンボール超」(2015年~)と長きに渡りテレビ放映され、幅広い世代から支持されてきた。世界でも80カ国以上の国と地域で展開されています。北米・南米では1990年代より放映されており、子どもの頃に視聴していた現在の30代を中心に根強い人気を誇っている。
バンダイナムコグループ全体(国内外合計)における「ドラゴンボール」シリーズのIP売上高は、2015年3月期(2014年4月~2015年3月)と比較し約5倍に成長している(2018年3月期現在)。トイホビー事業では、国内・海外ともにコレクターズフィギュアなどのハイターゲット層(大人・コアファン)に向けた商品展開と、海外でのカード商品の展開が好調に推移している。ネットワークエンターテインメント事業では、ワールドワイドで展開しているスマートフォンゲームや家庭用ゲームがここ数年非常に好調に推移している。
このように、バンダイナムコグループでの「ドラゴンボール」シリーズ展開は主にハイターゲット層に向けた商品・サービスが売上を牽引してきた。
一方、欧州では現在も「ドラゴンボール」シリーズがファミリー層の視聴する休日の朝や平日の夕方時間帯に放映されている。そのためファミリー層を中心に、今後10年先を見据えた際に大きな可能性を秘めた市場とみて、この度の映画公開に合わせたイベント開催をきっかけに、親子連れのファミリー層へ訴求する。
バンダイナムコグループが展開する主要IPとして、これまでも欧州での「ドラゴンボール」シリーズのイベントを行ってきたが、今回のイベントではファミリー層をターゲットとしているため、開催場所も従来のコンベンションセンター(見本市・展示会場)などとは一線を画し、ライト層や幅広い世代にファン層を拡大させる狙いで開催する予定。
その一環として2018年11月30日(金)~12月9日(日)の間、スペイン・マドリード最大のショッピングモール「La Vaguada 」にてイベントを開催した。バンダイナムコグループがスペインで「ドラゴンボール」シリーズのイベントを行ったのは初めて。
バンダイのカードゲーム、ガシャポンをはじめ、BANDAI SPIRITSやバンプレストのフィギュアの展示、バンダイナムコエンターテインメントの家庭用ゲームなどの体験コーナーや、イベントステージなども行った。バンダイナムコグループの多岐にわたる商品・サービス提供のメリットを生かし、ステージショーやゲーム体験、さまざまなジャンルの商品展示を一堂に集めることで、ショッピングモールに訪れたファミリー層はもちろんのこと、既存のアニメファンや映画ファン、ゲームユーザーも取り込み、玩具・模型に触れてもらう機会を作ることができたという。
欧州各国でも公開を予定されている映画「ドラゴンボール超 ブロリー」に合わせ、欧州でも「ドラゴンボール」シリーズをより盛り上げていく、としている。
©バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイ
- 設立
- 1950年7月
- 代表者
- 代表取締役社長 竹中 一博
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1491億5500万円、営業利益122億4100万円、経常利益134億4600万円、最終利益99億4700万円(2023年3月期)